アウディA3/S3が商品改良を受けた。スタイリング的にはフロントまわりが変更になり、上級モデルに匹敵するラグジュアリーなイメージになった。また、インパネまわりではA4譲りのバーチャルコックピットが設定された。クワトロは2Lターボエンジンを新搭載し、トランスミッションは6速Sトロニックから7速Sトロニックになるなどの変更を受けた。
画像: 【ニューモデル】アウディA3/S3が全体にグレードアップするとともに300万円を切るモデルも設定 2017年1月26日

極めて充実したフェイスリスト

アウディA3/S3スポーツバックが2013年9月以来3年4カ月ぶり、セダンは2014年1月の導入以来初の商品改良を受けた。ポイントは4つあり、ひとつめは「自動ブレーキシステムとアダプティブクルーズコントロールを全車標準装備したこと」、次に「クワトロモデルに新開発の2Lエンジンが搭載されたこと」、それから「新たに“sport”というモデルを設定したこと」、そして「エントリーモデルが293万円と300万円を切る戦略的価格に設定したこと」だ。

その他の変更点について順番に見ていくと、まずエクステリアではヘッドライトの形状が鋭い切れ長になりシングルフレームグリルの幅は広がって、スポーティでなおかつゴージャスな印象が強くなった。オプションでLEDヘッドライトを選ぶことも可能だ。

安全装備では自動ブレーキとアダプティブクルーズコントロールが全車標準装備になった他、7月以降からはより高度な「セーフティパッケージ」を設定するという。

インパネまわりではTTから採用が始まったバーチャルコックピットがA3でも選べるようになった。さらにMMIコントロールユニットも刷新され、iPhone、Androidのスマートフォンと車載のインフォテインメントシステムを接続することができるようになった。

また、1.4TFSIのパワートレーンに変更はないが、これまで1.8TFSIを搭載していたクワトロモデルのエンジンが「Bサイクル」と呼ばれるミラーサイクルの2.0TFSIになり、最高出力は190psへとアップした。さらにS3の高性能版2.0TFSIは最高出力が285psから290psへ引き上げられている。

さらに1.4TFSIと2.0TFSIクワトロには新たに設定された“sport”モデルは、ホイールを17インチにサイズアップして車高が15mm下げられている。

さて、ラインナップは以下のとおりだが、従来なかった300万円を切るモデルが設定されたことは注目だ。これでA3/S3の販売が持ち直すことは確実だろう。

画像: アウディジャパンの斎藤徹社長はこの発表会で今年の販売目標について「3万台を超えたい」と語った。

アウディジャパンの斎藤徹社長はこの発表会で今年の販売目標について「3万台を超えたい」と語った。

●アウディA3/S3ラインナップ
○A3/S3スポーツバック
・1.4TFSI  293万円
・1.4TFSI sport 329万円
・2.0TFSI クワトロ  399万円
・2.0TFSI クワトロ sport 429万円
・S3  606万円
○A3/S3セダン
・1.4TFSI  311万円
・1.4TFSI sport 347万円
・2.0TFSI クワトロ  417万円
・2.0TFSI クワトロ sport 447万円
・S3  624万円

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