ということで、取材の途中で見つけたドライブグルメ。第2回は、「勝浦タンタン麺 江ざわ」だ。
ふつうの担々麺とはわけが違う
ふつうの「ゴマ風味」担々麺を想像した人は、きっと驚くのがこのスープの赤さ。ラー油がたっぷりと入ったどんぶり、初めて見た人は戸惑うことだろう。
元祖勝浦タンタン麺の店
今回紹介する「江ざわ」は、ウィキで見ると「勝浦タンタン麺発祥の店」とのこと。じつはこの店、数年前までは鴨川市の県道沿いにあり、そのときには「牛乳ラーメン」という不思議なメニューもあったのだが、数年前に今の場所に移転、勝浦タンタン麺とラーメンのみで、牛乳ラーメンはメニューから消えている(食べておけばよかった・・・)。
千葉県、勝浦市役所から大多喜町に抜ける国道297号線、大多喜街道。「国際武道大学野球場入口」という交差点を脇に入り200mくらい行ったところに「江ざわ」はある。街道沿いにも多くの「勝浦タンタン麺」を出すラーメン屋があるけれど、ここは固い意志で江ざわに向かう。
お昼時は、やはり混む。駐車場は10台ほどあるが、まわりはちょっとした住宅地なので、路駐はしないようにしたいところ。
千葉のラーメンらしくタマネギごっそり
注文したのは「上担々麺(900円)」。ふつうの担々麺(800円)との違いは、挽肉が入っているかいないか、だ。もちろんチャーシュー麺もある。中辛はプラス50円、大辛はプラス100円。
うーん、辛い。でも見た目のインパクトよりもずっと美味しい。千葉のラーメンらしくタマネギの甘みと、スープのコク、ラー油の辛さが複雑にからみ合っている。
穴あきのレンゲもついてくるから、挽肉も余すことなくすくって食べられる。半ライスを注文して、そこに挽肉をのせて食べるのもいい。
B1グランプリの常連
もう知る人ぞ知る存在になったラーメンが、勝浦タンタン麺だ。B級グルメの祭典「B-1グランプリ」の常連でもあるこのラーメンは、千葉県・勝浦市内の36店舗ほどで食べることができる。
「勝浦タンタンメン船団」なるものを結成、普及に努めている。
オススメ度 ★★★★ ただ辛いだけじゃない
値段 ★★★★ ラーメンとしては普通の値段。
アクセス ★★★ 国道から200mくらい入る。ちょっとわかりづらいかも。