オフロード4WD専門メーカーのランドローバー社と、創業150年以上の歴史を誇るスイスの時計メーカーのゼニス。両社がコラボして、新たなクロノグラフが生まれた。

1969年、ランドローバー社は世界初のラグジュアリー・オフロード車、レンジローバーのプロトタイプを発表。
同年、創業150年以上の歴史を誇るスイスの時計メーカーであるゼニスは、現在も量産型の機械式クロノグラフ ムーブメントとしては世界で最も精度が高い、エル・プリメロ(エスペラント語でthe firstの意味)を発表した。
クルマと時計、分野は違えど両社は現在もレジェンド的なブランドとして、それぞれの世界に君臨している。

そんな両社が2016年9月、長期的なパートナーシップを締結することを発表した。
これを記念して生まれた時計が、ゼニスの「エル・プリメロ レンジローバー スペシャルエディション」だ。
2月9日、都内でこの時計の発表会が華やかに開催された。

画像: タイトル写真はブルー、こちらはアイボリーのストラップ。文字盤に配された「ZENIS」と「RANGE ROVER」のロゴが誇らし気だ。

タイトル写真はブルー、こちらはアイボリーのストラップ。文字盤に配された「ZENIS」と「RANGE ROVER」のロゴが誇らし気だ。

発表会では、ゼニス社インターナショナルコマーシャル・ダイレクターのメダ氏、ジャガー&ランドローバー社グローバルライセンシング&ブランドグッズ・ダイレクターのウィーバー氏、そしてジャガー&ランドローバー・ジャパンのハンソン社長が登壇し、「エル・プリメロ レンジローバー スペシャルエディション」をお披露目。

画像: 写真左からハンソン社長、メダ氏、ウィーバー氏。エル・プリメロ レンジローバー スペシャルエディションを身につけた3人とも、うれしそう。

写真左からハンソン社長、メダ氏、ウィーバー氏。エル・プリメロ レンジローバー スペシャルエディションを身につけた3人とも、うれしそう。

また、この発表会をより特別なものにすべく、ランドローバー社の車両パーツに各国独自のアートを施し、そのアートピースをLVMHファウンデーションでオークションにかけるという企画も用意された。
日本では、ヨーロッパに拠点を置く書道家アーティスト“Maaya Wakasugi”氏(2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の題字を揮毫)が、会場でアートピースに筆を入れ、ギャラリーの目の前で作品を完成させた。

さて、エル・プリメロ レンジローバー スペシャルエディションのスペックは、以下のとおり。

エル・プリメロ 400B 自動巻ムーブメント
振動数:毎時36,000回(5Hz)
パワーリザーブ:50時間以上
素材:セラミナイズドアルミニウム
直径:42mm
裏蓋:シースルーサファイアガラス
ストラップ:パンチ加工を施したアイボリーまたはブルーのカーフスキンでコーティングされたラバーストラップ
価格:91万円(税抜き)

なお、エル・プリメロ レンジローバー スペシャルエディションは限定モデルではなく、カタログモデルとなる。

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