USBとPCがあれば自分でできちゃう
BMWが提供をはじめたユーザー自身がナビゲーションシステムの地図更新を行うことができるサービス「USBマップ・アップデート」は、自宅のPCからユーザー専用サポータルサイト「My BMW ConnectedDrive」にアクセスし、地図データをUSBメモリーを介して車両にインストールするというものだ。
対象となるモデルは「BMW ConnectedDrive Standard」が搭載されている車両で、現時点では新車で販売しているすべてのBMWモデルが対象となる。また新車登録時に無償地図更新が付けられている車両は、このサービスの仕組みを使って地図を更新することも可能である。
ちなみに地図更新が有償の場合、このサービスの販売価格は2年間で13.000円(消費税込み)で、この期間中に年2回または年1回の地図データが配信される(地図データの配信頻度はモデルやモデル生産タイミングによって異なる)。
さて、確かに地図は更新できる。それも自分でできる。これはとても便利なのだが2年間で13,000円という料金には賛否がわかれるところだろう。ディーラーに持ち込み地図をアップデートしてもらうなら有料でもいいが、自分で作業するのだから無料でもいいのではと思ってしまう。実際、自分で地図情報をアップデートできるクルマは他に存在するのだから…。それでもDVDナビの地図ソフトを3〜4万円で購入していた時代に比べれば隔世の感はある。世の中、どんどん便利になっていくものだ。近い将来、USBを介してアップデートなんてことさえ必要ない、クルマが常にクラウドと交信してリアルタイムに最新の地図データやそのほか多種多彩な情報をディスプレイに表示する、といった時代が来ることだろう。