タクシーなどの業務用だけでなく、一般ドライバーでも装着するケースが増えているドライブレコーダー。事故にあった時など、周囲の状況を映像と音声で記録することができる。高解像度カメラなら、ドライブの思い出を残すのにも最適だ。トヨタの新しいディーラーオプションは、さらに安心サポート機能も付いている。
信頼のDOPドラレコに、安心サポート機能をプラス
ディーラーオプション(DOP)というのは、ディーラー(販売店)で取り付けるアクセサリーパーツのこと。後付けパーツとはいえ、トヨタの安全基準に則って設計されいて、保証期間も3年間。トヨタ車をよく知るディーラーが取付けてくれるから、安心感が高い。そのぶん、お値段もカー用品店に並ぶ同種のものより少々高かったりする。
ちなみにメーカーオプション(MOP)は、車両組立時に工場で装着されるアクセサリーパーツ。ライン装着オプションとも言われる。
安心サポート機能付きのドライブレコーダー「DRT-AN1」は、本体は手元に、カメラ部はフロントウインドーに設置する別体型。カメラはルームミラーの裏側に隠れるので、すっきり取り付けることができる。そのカメラは、フルHD 200万画素。先行車のナンバープレートはもちろん、夜でも鮮明で視認性の高い映像を記録してくれる。
常時記録に加え、衝撃を検知した時は検知前後20秒間の映像をイベント記録として保存するなど、ドラレコとしての基本機能はバッチリだ。
本題の安心サポート機能は、カメラ映像から白線や先行車両、進入禁止の標識などを検知して、運転中のうっかりを知らせてくれるもの。
・カメラが白線を検知し、運転中のふらつきや車線からのはみ出しをドライバーにブザーで警告する「ふらつき・はみ出し走行通知」
・先行車を検知して車間距離が短くなるとブザーで警告する「車両接近通知」。信号待ちの時など、前方車両が発進して一定時間が経過するとブザーで知らせる「前方車両発進通知」
・高速道路入口や一方通行道路の出口など、進入禁止標識があるポイントでブザーで警告する「進入禁止標識通知」
さらに、スマートフォンの専用アプリ(iPhone用/Android用)をインストールしてWi-Fi接続すると、スマホ画面で記録した映像を再生できたり、強い衝撃を検知した際、家族にメッセージを自動送信(Androidのみ対応)する機能もある。
また、駐車場にクルマを駐めている時に衝撃を検知すると、自動で記録。当て逃げされた時の記録を残してくれる。
このドライブレコーダーは富士通テン製。富士通テンは、早くからドライブレコーダー開発に取り組んでいて、2005年にタクシー向け、2006年からは一般ユーザー向けのドラレコを発売している。温度/湿度の変化や振動など、車内の過酷な環境に耐える性能が大前提なので、選んで安心のブランドなのだ。