クルマに関するマニアックなクイズを、月〜金の毎朝7:30に出題する自動車マニアッククイズ、通称クルマニQ。初級/中級/上級/マニア級のうち、今回は「上級」の問題をどうぞ。
現在、モータースポーツ用のサーキットは、オートバイのモトクロスやトライアルコース、それにカートコースなどを含めると、日本中に400カ所以上もあります。
では、日本で最初に常設のモーターサーキットが造られたのは、どこの県だったでしょうか?
日本で最初に常設のモーターサーキットが造られたのは、どこの県?
正解は、3の「神奈川県」でした
1936年(昭和11年)、神奈川県川崎市の多摩川 河川敷に日本初(アジア初でもある)の常設モーターサーキット「多摩川スピードウェイ」が開設されました。
1936年から38年にかけて計4回の「全日本自動車競争大会」が開催され、3万人もの観衆が集まったそうです。このレースには若き日の本田宗一郎氏も出場したことがありました。
その後、戦争の激化でレースは開催されず、戦後には廃止されてしまいました。現在、サーキットの跡はグラウンドになっていますが、多摩川土手にコンクリートの観客席跡が残っています。
跡地保存と日本のモータースポーツ黎明期の歴史的意義・情報発信を目的として「多摩川スピードウェイの会」が創設され、2016年5月にサーキット開場80周年を記念したプレートが観客席跡地に設置されました。
クルマ好き、レース好きの人なら、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。