4月12日から始まるニューヨーク・オートショー。すでに出品車両のティーザー活動が活発になっているが、3月29日に出品が公表された「トヨタFT-4X(トヨタエフティフォーエックス)」は、単なるコンセプトカーではないという情報が…..。では、市販の可能性はあるのか。その近未来を予想してみよう。

その正体は、TNGA-Cプラットフォームの新型SUVなのか?

早くもFJクルーザー(北米仕様は生産終了)の後継車ではないか…というウワサもたっているこのコンセプトカー。その名が示すように、4輪駆動車であることは間違いない。しかし、写真をよく見るとタイヤサイズは「225/55R18」とかなり細め。FJクルーザーは265/70R17が標準で、245/60R20がオプション設定となっている。そこからもわかるように、FJクルーザーより小型・軽量なクルマを想定しているのだ。

画像: 北米仕様は生産終了、現在は日本仕様が継続生産されているFJクルーザー。ボディ骨格はランドクルーザー・プラドだ。

北米仕様は生産終了、現在は日本仕様が継続生産されているFJクルーザー。ボディ骨格はランドクルーザー・プラドだ。

さらに気になるのは、「TOYOTA FT-4X(呼称:トヨタエフティフォーエックス)」が昨年10月7日に日本の特許庁に商標出願されていることだ。コンセプトカーでも商標申請されることは珍しくないが、半年以上も前に、しかも北米のショーに出品するクルマをわざわざ日本で登録するのがナゾだ。

そこでこんな仮説が成り立つ。ホイールのデザインも考慮すると、SUVであることは間違いない。そして径の割に細めのタイヤから推理すると、ボディサイズはC-HR クラスだ。となれば、俄然可能性が高くなるのは、プリウスやC-HRと同じTNGA-Cプラットフォームを採用した、完全なブランニューのクロカンタイプSUVの存在だ。しかも、ファッショナブルなクロカンタイプ。商品の位置づけとしては、FJクルーザーの後継車というのはまんざら間違いとは言えないかもしれないが、名実ともにもっとライトなシティ・クロカン的な新型車が控えているのではないか。

画像: タイヤサイズから考えると、ボディサイズや重量はCーHRと同じくらいだと考えられる。と言うことは…?

タイヤサイズから考えると、ボディサイズや重量はCーHRと同じくらいだと考えられる。と言うことは…?

果たしてこの仮説が当たっているのかいないのか…すべてが明らかになるのは4月12日である。

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