全国のシボレー正規ディーラーネットワークで4月8日から販売を開始する「コルベット グランスポーツ アドミラル ブルー ヘリテージ」は、わずか5台の限定モデル。60年代にやはり5台しか製造されなかった伝説のモデルのカラーが、現代のコルベットにもとても似合う。
伝説を継承する「アドミラルブルー」のインパクトは絶大
2017年4月8日から発売を開始する「コルベット グランスポーツ アドミラル ブルー ヘリテージ」は、そのネーミングのとおり、往年のハイパフォーマンス仕様「グランスポーツ」が培ってきたサーキット伝説を受け継ぐ限定モデルだ。初代C2型の限定カラー「アドミラルブルー」をまとい、内外装に特別な装備を搭載している。インテリアカラーはジェットブラックとなる。
ベースは「グランスポーツ」で、V型8気筒 6.2Lを搭載。466ps/6000rpm、630Nm/4600rpmで、8速ATと組み合わされる。全長4515×全幅1970×全高1230mmのディメンジョン、車両重量は1600kgだ。
初代グランスポーツも作られたのはわずか5台だった
初代コルベット グランスポーツは、1963年にデビューした2代目コルベットC2型をベースとするライトウエイトバージョンのレーシングカーだ。素材や構造などを変更することで高い剛性を備えながら軽量化を徹底、もっともハイパワーな仕様では327キュービックインチ(5358cc)のオールアルミブロックV8を搭載、550hpを発揮するモンスターマシンだった。
A.J.フォイトやジム・ホール、ロジャー・ペンスキーといった当時の有名ドライバーたちがステアリングを握ったが、初優勝を飾ったのはワークス・チームでSCCA(Sports Car Club of America)を戦っていたディック・トンプソンだった。作られたのはわずか5台、現在もコレクターによって大切に保管されている「伝説の中の伝説」的マシンだ。