SA/PAでひと休みする時に、一般道に出られる(一般道から入ってくる)ゲートを見たことがある人も多いはず。これがスマートIC。係員が詰めてるブースもない、バーとETCの路側アンテナがあるだけ。シンプルだけどメリットいっぱいなのだ。

建設・管理コストが安上がり、利用者も便利。まだまだ増えてます!

ICとはインターチェンジ(interchange)の略。高速道路の出入り口のこと。スマート(smart)には、辞書を引くといろいろな意味があるけど、ここでは「賢い」「手早い」「今風の」という意味。従来のICよりも、賢い使い方ができるICってとこかな。

従来のICは、ETCゲートだけでなく、ETCを搭載していないクルマも利用できるように、料金収受スタッフが待機するブースが用意されている。それに対してスマートICは、ETC専用とすることでゲートの造りをシンプル化、建設費・管理費をおさえることができる。
また、本線に直接入れるパターンだけでなく、SAやPA、高速道路上のバス停などに設置できるのもポイント。より簡単に高速道路の出入り口を新設することができるようになったのだ。

当然、出入り口が多い方が利用者の利便性は高くなる。近隣に暮らす人々も便利になるし、観光地への近道となるケースでは、旅行者が通ることで地域経済の活性化にもつながる。

2016年12月時点で、全国には87か所のスマートICが開通している。さらに工事中のものが71か所、調査中のものが15か所もある。全部合わせると、全国では173か所ものスマートICができあがるのだ。

画像: フツーのICにはETCが付いていないクルマ用のゲートがあり、レーンとレーンの間のブースには料金収受スタッフがいる

フツーのICにはETCが付いていないクルマ用のゲートがあり、レーンとレーンの間のブースには料金収受スタッフがいる

画像: パーキングエリアにスマートICを設けた例。パーキングエリア内に出口がある

パーキングエリアにスマートICを設けた例。パーキングエリア内に出口がある

(文:鈴木ケンイチ/Webモーターマガジン編集部) 2017.5.22

This article is a sponsored article by
''.