クルマに関するマニアックなクイズを、月〜金の毎朝7:30に出題する自動車マニアッククイズ、通称クルマニQ。初級/中級/上級/マニア級のうち、今回は「初級」の問題。有名な話なので、クルマ通のアナタならもちろん正解ですよね?
今でこそ4バルブDOHCエンジンは当たり前の存在ですが、1980年代前半までは4バルブはおろか2バルブDOHCさえ稀少で高価なエンジンでした。そんな時代に先駆けて量産車としていち早く4バルブDOHCエンジンを搭載したのはどのクルマでしょう? 正解は次の4台の中にあります。
国産車で初めて4バルブDOHCを搭載したクルマは?
正解は3)のスカイラインGT-R(KPC10)でした。
1969年2月に発売されたスカイラインGT-Rには、当時はまだレーシングカーにしか採用実績のなかった気筒あたり吸気2/排気2、6気筒なので24のバルブをもつS20型DOHCを搭載しました。まだSOHCエンジンでさえ珍しかった時代に登場した24バルブDOHCは、まさしく「夢のエンジン」だったのです。
1)のホンダS500は1963年10月に登場。こちらも当時珍しかったDOHCエンジンを搭載していましたが、気筒あたり吸気と排気にそれぞれひとつずつバルブを配した8バルブDOHC。わずか531㏄の排気量ながらニードルローラーベアリングやCV4連キャブレターを採用し、等長エキマニを組み合わせるなど精密機械のようなエンジンでした。
2)のトヨタ2000GTも吸気と排気にそれぞれひとつずつバルブを配した6気筒12バルブDOHCを搭載していました。クラウン用に開発したM型エンジンのブロックを使い、ヤマハが開発したDOHCヘッドを乗せた3M型です。1967年の発売当時、国産車としては最強と言える150馬力を発生していました。
4)のコスモスポーツはご存じのとおり、世界初の量産ロータリーエンジン搭載車ですね。1967年5月の発売ですから、間もなく生誕50年を迎えます。