Motor Magazine誌ではLongterm Reportと題して、テスト車をある程度の期間にわたって実際に乗って使用してみたレポートを紹介しています。今回は、その中から2014年10月から2016年11月までの2年間あまりで3万6000kmほど走行したフォルクスワーゲン ハイアップ!をねちっこくまとめた記事のレポートを、順を追ってこちらでご紹介させていただきます。[出典:Motor Magazine 2016年09
月号]

第22回 22カ月目 3万3989km
今月の走行距離:2403km
燃費:2414km÷142.3L=17.0km/L
2016年6月24日〜2016年7月23日

ハイパフォーマンス勢と初夏を走る。

画像: 取材に同行して、都内や千葉方面といった近場だけではなく静岡、伊豆、信州あたりまで足を伸ばしたこともあり、走行距離は前回より1000km以上のプラスになった。総走行距離もほぼ3.4万kmとなったが、いたって快調である。月間の平均燃費は17.0km/Lと、暑くなったにもかかわらず悪くない値を記録した。また近々のメンテナンスとしては、エンジンオイルの交換を考えている。前回の交換からほぼ1年なので、ちょうどいい時期だろう。

取材に同行して、都内や千葉方面といった近場だけではなく静岡、伊豆、信州あたりまで足を伸ばしたこともあり、走行距離は前回より1000km以上のプラスになった。総走行距離もほぼ3.4万kmとなったが、いたって快調である。月間の平均燃費は17.0km/Lと、暑くなったにもかかわらず悪くない値を記録した。また近々のメンテナンスとしては、エンジンオイルの交換を考えている。前回の交換からほぼ1年なので、ちょうどいい時期だろう。

7月も下旬が近くなり、例年だと関東地方も梅雨明けを迎えている頃となった。だが今年は、まだあと数日ぐらいはちょっと不順気味な空模様が続きそうだという。そして毎年のことではあるが、この梅雨のシーズンで何より考えさせられるのが、取材時の天候のことだ。幸いなことに担当者は、この時期のいくつもの取材を、ほぼ“ノーレイン”で切り抜けることができた。取材終了と同時に雨が降り出してくるといった場面はあったし、走行中に視界不良の濃霧に見舞われたこともあった。それでも、雨中でズブ濡れになりながらの取材や撮影がなかったのは、何よりラッキーなことだった。これもひとえに、心がけが良かった、ということだろう。えっ、そんなにうまくいくはずがないだろうって? まあ、そう思われるのも至極当然のことだ。とはいえ、このMMアップ!号の姿を見てもらうとともに、今号での各モデル該当企画のページをめくってもらえば、取材撮影中には雨に降られなかったということが事実だと理解してもらえるはずだ。今回のメインカットは“プレミアムカーのこころ”企画で、キャデラックATS-Vに随行した時のもの。この日は七夕で、最高気温は軽く34℃以上。炎天下ゆえに、文句なしの猛暑の中での取材だった。

厳しいワインディングルートでもへこたれない。

画像: 取材で遭遇した厳しい登り勾配の道では、標高が高く外気温も爽やかだったこともあり、エアコンをオフにして窓を開けて走行。限られたエンジンパワーを走りに活かすための方策だ。そんな懐かしい感覚も楽しかった。

取材で遭遇した厳しい登り勾配の道では、標高が高く外気温も爽やかだったこともあり、エアコンをオフにして窓を開けて走行。限られたエンジンパワーを走りに活かすための方策だ。そんな懐かしい感覚も楽しかった。

そしてこのキュートな後ろ姿は、こちらも素晴らしき快晴に恵まれたMotor Magazine誌9月号の第1特集企画における、BMW118d/320dという組み合わせでの最新ディーゼルモデル取材時のもの。ちなみにこの場所は標高1500mちょっとという場所で、お昼前の時点でMMアップ!号の外気温計は22.5℃という表示。日射しは強烈に強いが、とても爽やかに感じられた取材だった。ちなみに、この日は撮影が終了した午後3時過ぎあたりからパラパラと雨が降り出し、帰路の高速道路上では猛烈な土砂降りに見舞われることとなった。

シフトダウンとシフトアップは車速に合わせて操作すること。

画像: 最新の水平対向4気筒ターボエンジンを搭載した718ボクスターから乗り換えても、むしろ独自の心地良さをしっかりと味わわせてくれるアップ!。そのクオリティは望外に高いことを強く実感することができた。

最新の水平対向4気筒ターボエンジンを搭載した718ボクスターから乗り換えても、むしろ独自の心地良さをしっかりと味わわせてくれるアップ!。そのクオリティは望外に高いことを強く実感することができた。

そしてこちらのカットは同じく第1特集企画、ポルシェの新型718ボクスター/ボクスターS取材時のもの。MMアップ!号のコンパクトぶりがよくわかるカットだが、この日は見てのとおり基本的には適度な薄曇りの日で、最高気温も30℃ぐらい。それなりに汗はかいたが、わりと快適にこなせた取材であった。この他にも、いくつかの取材に出かけたMMアップ!号だが、今月はその見事な健脚ぶりに、改めて感心させられた。また登坂路/降坂路でのシフトアップ/ダウンとアクセルペダル/ブレーキペダルの操作タイミングも、より深く理解することができた。マニュアルモードでシフトダウンする際は、車速をよく見て操作することが大事だ。どの速度までなら走行中のギアからシフトダウン可能なのかということを身につければ、より安全に、かつ楽しく走れる。

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