ポールポジションは100号車 RAYBRIG NSX-GTが獲得。2番手は46号車 S Road CRAFTSPORTS GT-R、3番手に1号車 DENSO KOBELKO SARD LC500。ハンディウェイト等の調整により3メーカーの速さが拮抗した予選結果となる。
ポールから独走状態を築いた100号車NSX-GTだが、5周目に発生したアクシデントによりセーフティカーが導入。予選クラッシュでピットスタートとなった17号車 KEIHIN NSX-GTがGT500クラスの最後尾までポジションを回復。そして14周目のリスタート後、NSX、GT-R、レクサスの激しいバトルが展開される。
ピット作業で100号車NSX-GTを逆転した、36号車と1号車のレクサスLC500同士のトップ争いは周回を重ねるごとに激化、3番手以下を大きく引き離していく。この2台のバトルは、51周目に両車の接触、1号車のコースアウトという形で決着となる。
2番手争いとなった後続集団では、最後尾から17号車NSX-GTが怒涛の追い上げを見せる。そして53周目に同じくNSX-GTの100号車をクリーンにパス。以後100号車は後続の46号車GT-R、23号車MOTUL AUTECH GT-Rを押さえる役目を背負うこととなる。
65周の決勝レースは、36号車 au TOM'S LC500(中嶋一貴/ジェームス・ロシター)の今季初勝利で幕を閉じた。2位は17号車、3位は100号車と2台のNSX-GTが表彰台に上り、4位と5位は46号車、23号車のGT-R勢が入賞。着実にレクサスを脅かす存在となり、今後のシリーズは三つ巴のバトルに期待。
GT300クラスでは、ポールスタートの25号車VivaC 86 MC(松井孝允/山下健太)が61号車 SUBARU BRZ R&D SPORTを0,091秒!の僅差で押さえて優勝。山下健太にとってはこれがスーパーGT初勝利となった。
(PHOTO:井上雅行)