現在、日本では31ブランドの輸入車を購入することができる。この連載企画ではその中から超プレミアムなモデルをセレクトして紹介する。第14回目は「キャデラック CTS」だ。(Motor Magazine Mook「輸入車年鑑 2017」より)
CTS-Vはキャデラック史上最強のエンジン
現行型のCTSは2013年に発表された3代目で、日本では2014年より販売が開始された。拡大されたボディはEセグメントに属するサイズとなったが、アルミニウム製のドアやエンジンフードを採用することでクラス最軽量となる1780㎏を実現した。
現在はプレミアムのみをラインナップ。エンジンはATSと同じ最高出力276ps、最大トルク400Nmの2L直4DOHCターボを搭載、8速ATが組み合わされる。
ハイパフォーマンスモデルのCTS-Vはキャデラック史上最強となる最高出力649ps、最大トルク855Nmの6.2L V8OHVスーパーチャージャーを搭載している。
このCTS-VにはベースモデルのSpec-Aと、カーボンパーツなどをふんだんに盛り込んだSpec-Bのふたつの仕様を設定(ただしSpec-Bは受注生産となる)している。
注目ポイント:「ツアー」、「スポーツ」、「トラック」、「スノー/アイス」と4つの走行モードを設定。サーキット走行に対応する「トラック」は高いトラクション性能を発揮するセッティングとなる。
キャデラック CTS 主要諸元
全長:4080〜5040mm
搭載エンジン:2L直4DOHCターボ/6.2L V8OHV SC
駆動方式:4WD/FR
トランスミッション:8速AT
車両価格:7,900,000〜14,750,000円