クルマに関するマニアックなクイズを、月〜金の毎朝7:30に出題する自動車マニアッククイズ、通称クルマニQ。初級/中級/上級/マニア級のうち、今回は「マニア級」の問題。かなり難しいかも!
クルマのCMキャッチコピーは、自動車メーカーの威信をかけた練りに練ったものが使われています。その中には名コピーとして現代でも語り草になっているものも少なくありません。
そこで問題。「較べることの無意味さを、教えてあげよう。」というコピーで、その圧倒的な性能を誇示したのは、次のうちどのクルマでしょうか?
「較べることの無意味さを、教えてあげよう。」は何のクルマのCMコピー?
正解は1)の3代目フェアレディZ。
3LのV6ターボを搭載した3代目は、230馬力という当時としては圧倒的な高性能で、最大のライバルであった、トヨタのソアラ3.0GTやセリカXX2.8GTを大きく引き離しました。
それを皮肉たっぷりに表現したのがこのコピーです。と言うのも、かつてトヨタは2代目セリカのマイナーチェンジ車発売時に「名ばかりのGT達は道をあける。」というコピーで、当時排出ガス規制で骨抜きになっていたスカイラインGTを揶揄しました。
さらにセリカは「ツインカムを語らずに、真のGTは語れない」と追い打ちをかけます。以後、トヨタと日産はCMキャッチコピーで互いを牽制しあってきましたが、ついに3代目Zの発表でその決着をつけたというわけです。
ちなみに7代目スカイラインは「柔らかな都市工学」という意味不明のコピーで大コケしてしまいました。
また2代目サバンナRX-7は、「NEW ADULT SPORTS」というキャッチコピーでしたが、正直あまり話題になりませんでした。