走りもゆとりも「優しさ」が向上。定員はプラス1名の計8人
最高出力426ps、最大トルク623Nmを発揮する6.2LのV8エンジンは、これまで6速ATと組み合わせられていたが、今回の改良で一気に8速ATに進化、高速クルージング時のエンジン回転数が低く抑えられることで、加速性能を損なうことなく優れた燃費性能も両立している。
パッセンジャー向けに進化した「優しさ」としては、「プレミアム」の2列目にベンチシートを採用したことがポイント。乗車定員は8人に増えた。2・3列目はパワーフォールディング機能を採用、ユーティリティ性能も向上された。後席のエンターテインメントシステムは、よりデジタルデバイスとの親和性が高められているという。
運転支援システムの充実で、扱いやすさが一気に向上
新しいエスカレードは、AWDのモードにLowレンジを備えている。これはとくにオフロードでの牽引性を高める仕様で、重量物を牽引するときなどに非常に便利だ。普通にふだん使う時に便利そうなのが、オートマチックパーキングアシストだろう。駐車するスペースをキャッチし、適切なハンドル操作も行ってくれる。さらにリアカメラミラーは従来より3倍も広い視界が確保されると同時に、カメラの洗浄機能が追加された。グレードは8名乗りのプレミアムと7名乗りのぷプラチナムの2グレード展開で、価格はそれぞれ1260万円と1360万円だ。
◎新型キャデラック エスカレード プレミアム(プラチナム) 主要諸元
全長×全幅×全高:5195×2065×1910mmm
車両重量:2670kg
乗車定員:8名(7名)
エンジン種類・排気量:V型8気筒OHV・6153cc
最高出力:313kW[426ps]/5600rpm
最大トルク:623Nm[63.5kgm]/4100rpm
ステアリング・駆動形式:左・AWD
価格:1260(1360)万円