現在、日本では31ブランドの輸入車を購入することができる。この連載企画ではその中から超プレミアムなモデルをセレクトして紹介する。第31回目は「アウディA7スポーツバック」だ。(Motor Magazine Mook「輸入車年鑑 2017」より)
高性能版、S7、RS7も用意
A5スポーツバックの成功を受けて企画されたのがA7スポーツバック。A6のアーキテクチャーをベースとして作られたハッチゲート付きの大型4ドアクーペだ。
現行型は2011年に上陸を開始した初代だが、2015年にフェイスリフトとパワーユニットの変更が行われ、3L V6スーパーチャージャーはパワーが333psに強化されている。また新たに252psの2.0TFSIも追加され、ユーザー層拡大も図っている。
駆動は全車クワトロで、7速DCTのSトロニックが組み合わされる。高性能版のS7スポーツバックは、気筒休止を行うシリンダーオンデマンド機構を備えた450psの4L V8を搭載する。
さらに高性能を追求したRS7は、同じ排気量から605ps、オーバーブースト時には実に750Nmを絞り出している。大トルクに対応しスムーズなシフトを実現するトランスミッションは8速ATのティプトロニック。
注目ポイント:2015年に行われたマイナーチェンジで、自動ブレーキやサイドアシスト、アクティブレーンアシストなどを含むアウディ プレセンス プラスが2.0TFSIクワトロをのぞく全車に標準装備となった。
アウディ A7/S7/RS7 スポーツバック 主要諸元
全長:4990〜5010mm
搭載エンジン:2L直4ターボ/3L V6 SC/4L V8ツインターボ
駆動方式:FF /4WD
トランスミッション:7速DCT/8速AT
車両価格:7,250,000~18,570,000円