現在、日本では31ブランドの輸入車を購入することができる。この連載企画ではその中から超プレミアムなモデルをセレクトして紹介する。第35回目は「ポルシェ パナメーラ スポーツツーリスモ」だ。(Motor Magazine Mook「輸入車年鑑 2017」より)
新たなニーズに対応するワゴンタイプ
2017年3月のジュネーブ オートサロンで初お披露目となったパナメーラの新バリエーションが“スポーツツーリスモ”というワゴンだ。
全長と全高は標準ボディのパナメーラと同じでそれぞれ5049mm、1423~1428mm。そしてラゲッジルームは520L~1390L(リアシート折り畳み時)で、標準ボディの495L ~.1304Lより若干広い。数値的には大きな差ではないが、ハッチゲートの角度の違いなどで、実際の使い勝手はかなりよくなっていると思われる。
また、パートレーンは基本的に標準ボディに準ずるが、先日、発表された、システム最高出力680psのプラグインハイブリッド、「タ-ボS Eハイブリッド」はスポーツツーリスモには今のところ設定されていない。
注目ポイント:新ジャンルへの挑戦と言うと大袈裟かもしれないが、荷物を多く積みたいユーザーは確実にいる。参考までにメルセデスCクラスワゴンのラゲッジルーム容量は470~1490Lだ。
ポルシェ パナメーラ スポーツツーリスモ 主要諸元
全長:5049~5199mm
搭載エンジン:3L V6ターボ/3L V6ツインターボ/3L V6 ツインターボ+モーター/4L V8ツインターボ
駆動方式:4WD
車両価格:12,973,000~24,533,000円