レクサスLC500最速もGT-R復調の兆し
開幕戦に続きレクサス勢の快進撃は止まらない。予選Q1はLC500全車が通過し、NSX-GTは8号車ARTAが5番手、23号車MOTUL AUTECH GT-Rは何とか8番手に食い込む。このままQ2でも圧倒的かと思いきや、意外な速さを見せたのが23号車GT-Rのロニー・クインタレッリ。2番手タイムを叩き出し、日産応援団が見守るFSWのグランドスタンドを大いに沸かせた。しかしながらやはりポールはレクサスLC500、38号車ZENT立川祐路が貫禄のアタックで圧倒的なトップタイム。3番手から7番手までも順当にレクサス勢が占めた。
決勝は500kmのサバイバルレース
ポールスタートの38号車ZENT CERUMO LC500はハイペースで周回を重ね独走状態に。スタート直後こそ後続を押さえていた2番手の23号車MOTUL AUTECH GT-Rだが、6周目に38号車au TOM'S LC500、1号車DENSO KOBELCO SARD LC500に相次いで交わされ我慢の走行。 1回目のピットストップで36号車と1号車の順位が入れ替わるも、2台は僅差で2位争いを展開する。
レクサス同士の激しいバトルの果てに
激しい2番手争いを展開した1号車と36号車レクサスだが、52週目に両者は接触してしまう。1号車はダメージを負い、36号車はドライブスルーペナルティで戦線離脱。しかしレクサスの牙城は崩れることなく6号車WAKO'S 4CR LC500、37号車KeePer TOM'S LC500がそれぞれ2位、3位に浮上。ペースの上がらない1号車は23号車MOTUL AUTECH GT-Rにもかわされ、GT-Rが4番手に。結果的に1号車は36号車レクサス、100号車RAYBRIG NXS-GTに続く7位でフィニッシュ。
レクサス開幕2連勝、またもや表彰台を独占だが
レースはそのまま38号車ZENT CERUMO LC500が逃げ切りポール・トゥ・ウィンを達成。2位、3位に6号車と37号車のレクサス勢でまたもや表彰台を占拠した。しかしながら4位に23号車GT-R、6位に100号車NSX-GTと、開幕戦の1-6位独占という圧倒的な結果ではなくなってきている。これがスーパーGTレギュレーションの妙であり、次戦オートポリスではそれが如実に表れてくることとなる。
(PHOTO:井上雅行)