現在、日本では31ブランドの輸入車を購入することができる。この連載企画ではそれをジャンル毎に紹介していく。現在はクロスオーバーにスポットを当てているが、今回は「BMW 2シリーズ グランツアラー」をピックアップした。(Motor Magazine Mook「輸入車年鑑 2017」より)
3列シートの7人乗り
アクティブツアラー上陸の7カ月後、2015年5月から導入が開始された2シリーズ グランツアラーは、基本構造を両車で共有しつつ、ボディサイズをひと回り大きくすることで3列7シーターを実現しているのが最大の特長だ。
とは言え日本のボックス型ミニバンほど居住性確保には熱心ではなく、コンパクトなサードシートは普段折り畳んで使うのが前提という印象だ。それでも国産ミニバンから多くの乗り換えユーザーがあったのは、ブランドバリューと質の高さの証明といえるだろう。
搭載エンジンはアクティブツアラーとほぼ同様で1.5L直3ターボ、2L直4ディーゼルターボ、2L直4ターボを設定。4WDのxDriveは218dに用意される。プラグインハイブリッドは未設定だ。
注目ポイント:乗車人数に応じて可変できるラゲッジルーム容量の大きさも魅力。サードシートを畳むと560L、2列目シートの3分割式バックレストを倒せば1820Lもの巨大なスペースが出現する。
BMW 2シリーズ グランツアラー 主要諸元
全長:4565~4570mm
搭載エンジン:1.5L直3ターボ/2L直4ターボ/2L直4ディーゼルターボ
駆動方式:FF/4WD
トランスミッション:6速AT/8速AT
車両価格:3,890,000~4,860,000円