現在、日本では31ブランドの輸入車を購入することができる。この連載企画ではそれをジャンル毎に紹介していく。現在はクロスオーバーにスポットを当てているが、今回は「ルノー カングー」をピックアップした。(Motor Magazine Mook「輸入車年鑑 2017」より)
DCTの採用でさらに魅力が際立つ
2010年の2代目登場以降、長らく先代のキャリーオーバーとして熟成の域に達していた1.6L 4気筒NA+4速ATのパワートレーンが、1.2L直噴4気筒ターボに切り替わったカングー。
また、2016年に導入されたEDCと呼ばれる6速デュアルクラッチトランスミッションの存在は大きく、それまでは6速MTとの組み合わせでしか用意されなかったダウンサイジングターボをカングーでも選択できるようになった。
注目ポイント:本国では商用ユースが主で、日本のようにレジャー&カルチャー的な側面で選択されるのは稀。それもありEDCは日本市場のために設定された。また、1.6&4速ATも併売する。
ルノー カングー 主要諸元
全長×全幅×全高:4280×1830×1810mm
搭載エンジン:1.2L直4ターボ/1.6L直4
駆動方式:FF
トラスミッション:6速MT/4速AT/6速DCT
車両価格:2,350,000〜2,590,000円