お買い得感あふれる限定車
BMW1シリーズはこのクラスで唯一のFRレイアウトを採用しており、前後50:50の理想的な重量配分などによってスポーティなドライビングが楽しめると人気だ。2004年に初代モデルが登場し、2015年に第2世代となっている。そして、その第2世代が初のマイナーチェンジを受けて、8月23日、日本において発表された。
そのポイントはインテリアにあり、センターコンソールとグローブボックス、インパネまわりが新デザインとなった。また、トリムにはクロームメッキの加飾が追加されている。また、装備面ではコントロールディスプレイがタッチパネル式となり、ナビゲーションシステムのメニュー画面が、より見やすくなり操作性が向上した。
これで車両価格は118i/118dが7万円アップ、120iは19〜21万円アップ、M140iは28万円アップとなった。
また、このマイナーチェンジを記念して「BMW 118i M Sport Edition Shadow」(398万円)と「BMW 118d M Sport Edition Shadow」(420万円)という2台の限定車(1000台)が登場した。
これは「BMW 118i M Sport」と「BMW 118d M Sport」をベースにしたもので、外装ではダークカラーLEDヘッドライト/リアコンビネーションライト、ハイグロス・ブラック・キドニーグリル、18インチMライト・アロイホイールを装備し、内装では専用のダコタレザーシートのコニャックを採用した。
装備面も充実しており、パーキングサポートパッケージやストップ&ゴー機能付きアクティブクルーズコントロール、コンフォートパッケージ、HiFiサウンドスピーカーシステムが装着されている。
これで価格はベース車の14〜15万円高なので、お買い得感はかなりある。BMW1シリーズは次のモデルチェンジではFFになることが確定している。最後となる“FRの1シリーズ”を狙っている人には、この限定車は非常に魅力的ではないかと思う。