BMW M4 コンペティションのトランスミッションはこれまで“M DCT”のみの設定だったが、8月28日、MT車を追加設定すると発表があった。
M DCT車よりも51万円安く設定
BMWの中でサーキット走行も想定して、そのスポーツ性をとことん高めているのがMモデルで、4シリーズであれば“M4”と呼ばれるのはご存じのとおりだ。そして、そのM4のパフォーマンスをさらに高めたのが“M4コンペティション”だ。
具体的には3L直6DOHCツインパワーターボの最高出力はM4よりも19psアップの450psまで高められ、0→100km/h加速は4.0秒を実現している。
さらに出力向上に対応して、ダンパーとスタビライザーを専用設定したアダプティブMサスペンションを設定、さらにアクティブMディファレンシャルDSCにも専用チューンが施されている。
そのM4コンペティションのトランスミッションは従来“M DCT”のみの設定だったが、今回、6速MTが追加設定された。単に速く走るということでは、いまやMTよりもM DCTの方が上と言われるが、BMWの標榜する“駆けぬける歓び”は単に速ければいいということではないということだろう。車両価格はM DCT車よりも51万円安い1228万円となっている。