山形牛も、米沢牛と同じ「黒毛和牛」
山形ならではの「うまいもん」といえば……サクランボ! おいしいですよね。でも、食事には、ちょっと足りません。となれば、米沢牛! といきたいところですが、日本三大牛とも呼ばれるだけあって、お値段も上等。おなかいっぱいに食べるには庶民には厳しい。そこで、おすすめしたいのが、今回紹介する山形牛です。
山形牛も、米沢牛と同じ、黒毛和牛。ぶっちゃけ、米沢牛に惜しくも届かなかった牛たち。
「山形牛もおいしいんですよ。それを知ってほしくて、最高ランクであるA5を用意しました」と、お店のスタッフ。
それが寒河江サービスエリアの「山形牛ステーキ丼(1480円)」です。最高ランクのお肉ですが、米沢牛ほど知名度がない&お店が頑張ったということで、実現した価格だそうです。
さて、そのお味は?
やわらかくて、甘みと“うま味”がたっぷり
一瞬、香ばしさが鼻をくすぐるミディアムレアのお肉は、ものすごく、やわらか! すっと簡単に噛み切れます。そして、かみしめるほどに、じわじわと甘みが口の中に広がります。
これはうまい!
米沢牛に届かなかったとはいえ、そのおいしさから、山形牛は県内では奪い合いになっているとか。確かに、それも納得のおいしさです。
「肉のおいしさを知っていただきたいので、味付けは最小限。新鮮さ優先にしています」とは厨房の主任さん。
一気にいっちゃうともったいないので、箸休めに、お味噌汁とおしんこに。すると、「おや!」、関東風とはちょっと違った味わい。これもドライブ・グルメの楽しさのひとつでしょう。
お肉もごはん(庄内米)もおいしいし、お味噌汁とおしんこにも満足。遠くまでクルマできてよかったなと思わせてくれる“うまいもん”でした。
寒河江SA(上下)
至 日本海東北道 西川IC ←→ 寒河江SA ←→ 寒河江IC 至 東北道
東北道から日本海東北道を東西に結ぶ山形自動車道。その山形市の最寄りのSAが、寒河江SAだ。SAは道の駅「寒河江チェリーランド」と接続されており、スマートICもあるので、隣接する総合公園やホテル、立ち寄り温泉なども利用可能というのが嬉しい。東北道との分岐となる村田JCTより60㎞ほど。仙台からも2時間弱の距離だ。