現在、日本では31ブランドの輸入車を購入することができる。この連載企画ではそれをジャンル毎に紹介していく。現在はスポーツカーにスポットを当てているが、今回は「ポルシェ 911ターボ」をピックアップした。(Motor Magazine Mook「輸入車年鑑 2017」より)
ターボSの最高出力は580ps
911カレラシリーズのチェンジに合わせて911ターボシリーズも進化。ターボ/ターボSともに可変ジオメトリタービンを用いた3.8L 直噴フラット6ターボエンジンはさらに改良されて、出力でそれぞれ20ps増強の540ps/580psに到達した。
「ダイナミックブースト」と呼ばれる新開発のアンチラグシステムも備わる。定番のスポーツクロノパッケージにも20秒間レスポンスを引き上げ、アンチラグ等を活性化させる「スポーツレスポンススイッチ」を初採用した。
よりハイパフォーマンス版のターボSには、新たに大容量の専用ターボチャージャーが与えられ、アクティブスタビライザー“PDCC”やセラミックブレーキ“PCCB”などを標準装備する、911の王者ともいえる存在だ。
注目ポイント:911バリエーションでも別格の存在。際立つ加速力、それに負けないフットワークや快適なクルージング性など、様々な項目が高い次元でバランスされた“オールマイティな超高性能”こそが持ち味だ。
ポルシェ 911 ターボ 主要諸元
全長×全幅×全高:4510×1910×1295mm
搭載エンジン:3.8L対6ツインターボ
駆動方式:4WD
トランスミッション:7速DCT
車両価格:22,360,000~25,990,000円