Audi Sport GmbHがアウディの市販車としては初めての後輪駆動車を生産すると発表した。アウディ R8 V10 RWSと名付けられたこのモデルは、クーペとスパイダーそれぞれ999台の限定となる。
かつてないほど運転が楽しい
9月11日、Audi Sport GmbHは、アウディ R8 V10 RWSを限定生産すると発表した。クーペとスパイダーそれぞれ999台ずつで、欧州において今秋から注文を受け付け、納車はすぐに始めるそうだ。
このアウディ R8 V10 RWSは、アウディの市販モデルとしては初の後輪駆動車で、プロペラシャフト、センターデフ、マルチプレートクラッチがあるクワトロのR8 V10よりもクーペは50kg、スパイダーは40kg軽い。
そして、前後重量配分はクーペが40.6:59.6、スパイダーが40.4:59.6で、シャシとハンドリング特性を後輪駆動用にチューニングすることで、かつてないほどドライビングが楽しいスポーツモデルに仕上がっているという。
また、エクステリアではマットブラックにペイントされたシングルフレームグリルやエアインテークの形状などが特徴的だ。また、オプションでボンネット、ルーフ、リアエンドにレーシング仕様のR8 LMS GT4がモチーフの赤いフィルムを貼ることもできる。
欧州で発表されたベース価格はクーペが14万ユーロ(約1820万円)、スパイダーが15万3000ユーロ(約1990万円)だ。日本導入についてのアナウンスは今のところない。