現在、日本では31ブランドの輸入車を購入することができる。この連載企画ではそれをジャンル毎に紹介していく。現在はA、Bセグメントのコンパクトカーにスポットを当てているが、今回は「ルノートゥインゴ」をピックアップした。(Motor Magazine Mook「輸入車年鑑 2017」より)
スマート フォーツーと兄弟車
車体骨格やパワートレーンをメルセデスベンツとのアライアンスの元で開発、初のRRレイアウトを採用した。
デビュー時は装備充実のインテンスのみの設定だったが、シンプルな装備で価格を抑えたゼンの設定に合わせて、1L NAを搭載し5速MTを組み合わせたルノーらしい1台をカタログに追加した。
搭載されるエンジンはH4Dと呼ばれる直列3気筒998ccで52ps/91Nmと控えめなものだが、0.9L直噴3気筒ターボ+EDCに装備されるバリアブルギアレシオステアリングや、ECOモードが省略されるなどの相違点もある。
その他、オンボードコンピュータの表示やナビ機能、電話による通話やウェブラジオなどのAV機能を備えた「R&Goアプリ」対応ラジオも初採用した。
注目ポイント:MTモデルがカタログにラインナップされたことは、朗報と言っていい。すべてのグレードの中で最軽量となる960kgのボディと合わせて、運転の楽しさが際立つモデルなのだ。
ルノー トゥインゴ 主要諸元
全長×全幅×全高:3620×1650×1545mm
搭載エンジン:0.9L直3ターボ/1L直3
駆動方式:RR
トランスミッション:5速MT/6速DCT
車両価格:1,710,000~1,990,000円