10月12日、ポルシェAGは2017年第3四半期(1〜9月)の販売実績を発表した。それによると前年同期比でプラス4%、過去最高水準で推移しているという。その牽引役となっているのがマカンだ。
相変わらず強いポルシェのSUV
このところ右肩上がりの成長を続けているポルシェだが、その勢いは留まるところを知らないようだ。2017年1〜9月の世界販売は前年比プラス4%の18万5898台を記録した。
もっとも販売台数が多いのがマカンで前年比プラス3%の7万3000台を記録。これはポルシェの全販売台数の約40%を占める数字だ。これに続くのはカイエンでモデル末期でありながら4万9000台が販売された。
マカンとカイエンを合わせると12万2000台となり、ポルシェの新車販売の3分の2はSUVということになる。このところSUVの強さが際立つポルシェだが、そうした状況に変化はないようだ。
さらに新たな動向としてニューパナメーラの好調ぶりが挙げられる。2016年6月に発表されたこのラグジュアリーサルーンは前年比でプラス73%となり、1〜9月に1万9000台あまりの販売を記録した。また、パナメーラの4台に1台がハイブリッドモデルだという。
今後はニューカイエンのデリバリーが本格化することもあり、ますます販売台数は伸びていくだろう。暦年(1〜12月)では25万台を突破してくる可能性が大きい。