アストンマーティンが10月13日、DB11のボランテを発表した。DB11クーペのコンバーチブルバージョンだが、オープントップスポーツの頂点を極めるモデルと言っていいだろう。
見れば見るほど美しい
アストンマーティンは2016年3月に開催されたジュネーブオートサロンで、同社の「第2世紀プラン」第一弾となるDB11クーペを発表したが、それから1年半あまりでDB11ボランテを追加した。
搭載エンジンは9月のグッドウッド・リバイバルでV12に加えてクーペに設定すると発表された4LのV8ツインターボだ。これは最高出力510ps/6000rpm、最大トルク675Nm/2000ー5000rpmで、コンバーチブルボディを0→100km/h加速4.1秒、最高速300km/hで走らせる。クーペのV12エンジン(608ps、700Nm)よりもパワースペックは控えめだが、軽量コンパクトで燃費が良好なことがメリットだ。
ファブリックのソフトトップは吸音性、遮音性に優れた素材を組み合わせた新設計の8層構造で、どのような天候であっても乗員に寛ぎの空間を提供するという。開閉に要する時間は、開けるのに14秒、閉じるのに16秒で、走行中でも50km/h以下であれば操作できる。また、トランク容量は従来モデルのDB9ボランテに比べて20%も大きくなっているそうだ。
アストンマーティンのアンディ・パーマーCEOは「エレガントなスタイルと紛れもないスポーツカーとしての性能を有し、他のオープントップモデルとは一線を画したエモーショナルな魅力を提供します」と、その出来映えに自信を見せる。
車両価格はイギリスで15万9900ポンド、ドイツでは19万9000ユーロ、アメリカでは21万6495ドルと発表された。日本円に換算すると2400〜2500万円といったところだが、日本における車両価格についてのアナウンスはまだない。