12月4日、アウトモビリ・ランボルギーニは、アヴェンタドール、ウラカンに続く第3のモデルとして、スーパーSUVの“ウルス”を発表した。その内容は期待どおりのもので、2018年春からのデリバリーが待たれる。
画像: ついに発表されたランボルギーニ ウルス。スーパーカーならぬスーパーSUVだ。

ついに発表されたランボルギーニ ウルス。スーパーカーならぬスーパーSUVだ。

さすがランボルギーニは、ひと味違う

ランボルギーニのスーパーSUV、“ウルス”は、すでに世界のモーターショーなどで、コンセプトモデルが公開されており、その概容は明らかになっていたが、ついに12月4日、正式発表となった。

まずスタイリングだがコンセプトモデルと比べてフロントマスクやリアエンドがいっそう迫力を増した。全長×全高×全幅は5112×2016×1638mmで、ニューカイエンより約200mm長く、30mm幅が広いが、全高は約60mm低い。SUVとは言え、ワイド&ローでかなりスポーティな印象を受ける。

画像: リアホイールアーチあたりのボリューム感が力強いイメージを演出している。

リアホイールアーチあたりのボリューム感が力強いイメージを演出している。

車重は2200kgに達するが、搭載される4L V8DOHCツインターボの最高出力は650hp/6000rpm、最大トルクは850Nm/2250-4500rpmなので、パワーウエイトレシオは3.38kg/hpとスーパーカー並みだ。これにより0→100km/h加速は3.6秒、最高速は305km/hを記録するという。

また、トランスミッションは8速AT、4WDシステムは通常の前後トルク配分は40:60で、条件により70:30〜13:87の間で変化する。走行モードは「STRADA、SPORT、CORSA、NEVE(雪上)」があり、さらにオプションで「TERRA(オフロード)、SABBIA(砂漠)」モードを設定することもできる。

インテリアのテイストはラグジュアリーSUVというよりもスーパースポーツカーだ。4つのシートは完全に独立しており、サポート性はきわめて高そうに見える。インパネまわりはコクピット感覚にあふれておりSUVのイメージはない。また、インフォテインメントは最上級のシステムが奢られていることは言うまでもない。

さて、日本での販売価格は2574万円(税別)<2779万9200円(税込み)>で、ベントレーベンテイガとほど同水準の価格設定だ。デリバリーは2018年の春から始まるという。

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