BMWは電気自動車のi3をマイナーチェンジしたと2018年1月15日に発表した。従来のラインアップと同様、航続可能距離約390kmのピュアEVモデルに加えて、発電用エンジンを搭載して約510kmの航続可能距離を実現したレンジエクステンダーモデルも揃える。

エクステリアデザインを一新して登場

BMWの4シーターのコンパクトピュアEVとして、また発電用エンジンを積んだレンジエクステンダーモデルとして2014年に初めて登場したBMW i3。基本骨格にCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)を量産車として初採用したり、内外装に軽量パーツを使うなど徹底的な軽量化を図られたモデルである。

登場から約3年が経過した2017年9月に開催されたフランクフルト国際自動車ショー(IAA)で、マイナーチェンジしたモデルが発表されていた。そして、2018年1月15日に日本でも発売されたのだ。

大きな変更点はエクステリアデザインだ。フロントマスクは一新されてワイド感を強調するバンパーに変更、さらにヘッドライトとウインカーライトのLEDが標準装備となり存在感と高級感が増している。また、Aピラーからルーフにかけて曲線を描くシルバーの加飾も施された。

画像: エクステリアデザインを一新して登場

モーターやバッテリーなどパワートレーンに変更はなく、2016年の一部改良で採用されたものが引き続き搭載される。33kWhのリチウムイオンバッテリーと170ps/250Nmを発生するモーターを搭載して後輪を駆動する。航続可能距離はピュアEVで390km(JC08モード)で、レンジエクステンダーモデルで511km(JC08モード)となる。

ラインアップも変わらず、インテリアパッケージ3つをピュアEVとレンジエクステンダーモデルにそれぞれラインナップ。ダークカラーの「アトリエ」、ブラウンの「ロッジ」、あたたかみのあるブラウンレザーの「スイート(SUITE)」となっている。

ロッジとスイートには、「ドライビングアシストプラス」と「パーキングサポートパッケージ」が標準装備(アトリエにはオプション)され、ACC(アダプティブクルーズコントロール)やパーキングアシスト機能などを搭載する。

また、新車登録から8年/走行距離10万km以内で必要に応じてバッテリー修理を無償で受けられる保証も「BMW iサービスインクルーシブ」ある。

■全モデル右ハンドル仕様で、価格は…
BMW i3 アトリエ 538万円
BMW i3 ロッジ 580万円
BMW i3 スイート 595万円
BMW i3 アトリエ レンジエクステンダー装備車 587万円
BMW i3 ロッジ レンジエクステンダー装備車 629万円
BMW i3 スイート レンジエクステンダー装備車 644万円

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