2018年1月17日、フォルクスワーゲングループは2017年の世界販売が1074万1500台となり、過去最高を記録したと発表した。前年比プラス4.3%で2年連続で記録を更新したことになる。
世界一決定はルノー日産連合の発表待ち
2017年、フォルクスワーゲン(VW)グループは世界中で1074万1500台のクルマを販売した。全体で前年比プラス4.3%だが、地域別にみるととくに好調だったのは南米(プラス23.7%)、中央・東ヨーロッパ(プラス13.2%)だ。ヨーロッパ(プラス3.3%)と北米(プラス4.0%)は平均を下回る成績だった。
ブランド別ではスペインのセアトとチェコのシュコダが好調、またMAN、スカニアのトラックメーカーも10%を超える成長を見せた。フォルクスワーゲンの乗用車部門はプラス4.2%と堅調だったが、アウディはプラス0.6%で伸び悩んだ。
VWグループのマティアス・ミュラーCEOはこの結果について「グループブランドの全従業員の力強いチームワークによるものです。これらの数はお客様が弊社に寄せてくださった信頼と受け止め、大変感謝しております」と語っている。
なお、ブランド別の販売台数は以下のとおりだ。また、グループ別の世界一になったかどうかは、ルノ−/日産/三菱自グループの発表を待たなければならない。トヨタグループは約1035万台で3位となることが濃厚だ。
2017年VWグループブランド別販売台数
・VW乗用車 6,230,200台(+4.2%)
・アウディ 1,878,100台(+0.6%)
・シュコダ 1,200,500台(+6.6%)
・セアト 468,400台(+14.6%)
・ポルシェ 246,400台(+3.6%)
・VW商用車 497,900台(+4.2%)
・MAN 114,100台(+11.6%)
・スカニア 90,800台(+11.6%)
○トータル 10,741,500台(+4.3%)