“第二世紀プラン”という成長戦略のもと、グローバルで急成長を続けているアストンマーティンだが、2018年2月2日、中国においてデザインとエンジニアリングに関する新たなパートナーシップを締結すると発表した。
ますます高まる中国市場の重要度
このところ“DB11”の販売が好調で、急成長しているアストンマーティンだが、さらなる成長への足固めとして、中国で新たなパートナーシップを結ぶと発表した。
まずはデザインに関するもので、上海にある同済大学のデザイン/技術革新学部の研究開発に投資する。そして、アストンマーティンの上級副社長でチーフクリエイティブオフィサーを務めるマレク・ライヒマンが客員教授に就任し、講義やワークショップを行う。最初のプログラムは“未来のカラー&トリム”だそうだ。
ライヒマンは「今回のプロジェクトは非常にエキサイティングです。中国の業界リーダーや優秀な学生とのコラボレーションを通じて、中国の顧客のニースにしっかり目を向けることができるでしょう。同済大学の教授陣や学生たちと仕事をする日を心待ちにしています」と語っている。
さらにアストンマーティンは北京にある自動車メーカー、「Sinomach Automobile(国机汽车股份有限公司)」との新しいパートナーシップについても発表した。電気自動車などの技術開発の分野で協力をし、さらに同社の若手エンジニアが英国ゲイドンの本社に招くことも計画されている。
このふたつのパートナーシップはラグジュアリーブランドにとって、中国市場が今後いかに重要であるかを物語るとともに、アストンマーティンの“第二世紀プラン”は順調に推移していることを表していると言っていいだろう。