フォルクスワーゲン(VW)が3月6日から開催されるジュネーブオートサロンで公開するコンセプトカー、“I.D.VIZZION”の詳細を発表した。これはこのところフォルクスワーゲンが相次いで発表しているEVのコンセプトカー、I.D.シリーズの第4弾となるもので、2025年頃には実現すると思われる自動運転レベル5を見据えている。
画像: フォルクスワーゲンがジュネーブオートサロンで公開するコンセプトカー「I.D.VIZZION」。

フォルクスワーゲンがジュネーブオートサロンで公開するコンセプトカー「I.D.VIZZION」。

2025年頃に実現するというレベル5

フォルクスワーゲンは2020年から順次、新開発のEVを発売するが、それらはすでにコンセプトカーとして公開されている。コンパクトカーの“I.D.”、SUVの“I.D.CROZZ”、バンの“I.D.BUZZ”だ。

そして、3月6日に開幕するジュネーブオートサロンではプレミアムサルーンの“I.D.VIZZION”が発表される。全長×全幅×全高は5163×1947×1506mmの4シーターで、前後にモーターを持ちバッテリー容量は111kWhで航続距離は665km(NEDCサイクル)
のピュアEVだ。

画像: 前後にモーターを持つ4WDで、0→100km/h加速は6.3秒とのことだ。

前後にモーターを持つ4WDで、0→100km/h加速は6.3秒とのことだ。

“I.D.VIZZION”は自動運転システム(レベル5)を持ち、拡張現実技術を使い、ボイスおよびジェスチャーコントロールで操作するという。また生体認証によってドアの施錠を行い、登録された乗員の好みに応じて音楽、アンビエントライト、空調などをコントロールするそうだ。

画像: 4シーターで操作はボイスおよびジェスチャーコントロールで行う。

4シーターで操作はボイスおよびジェスチャーコントロールで行う。

さらに学習機能を備えた人工知能を活用して、クルマと乗員が様々な形でコミュニケーションがとれる。ドライブ旅行に現在では考えられないような楽しさが加わることになるのだろう。

さて、フォルクスワーゲンはレベル4およびレベル5の完全自動運転が、2025年頃には実現すると考えている。長い間、遠い未来のことと考えられていた自動運転がついに現実となる日が近づいてきたわけだ。“I.D.VIZZION”はそれを象徴するコンセプトカーと言えそうだ。

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