擬人化とはなんぞや。ここ、読み飛ばして大丈夫。いや、むしろ読み飛ばして
モノやコトを、ヒトに例える「擬人化」。近年、これを扱ったエンターテインメントが世間を賑わせている。第二次世界大戦の時代に実在した艦船を女性に見立てた「艦隊これくしょん」や、太刀や薙刀などの武器を男性にした「刀剣乱舞」などのゲームは有名なところ。そのほかにも、鉄道や動物などのさまざまなジャンルが親しまれている。極めつけは四字熟語の擬人化……どういうことなのか…。
近年と書いたが、擬人化は今にはじまったことではない。古くは古代ギリシャ時代にまでさかのぼり、日本においてもサルやウサギがヒトのように戯れる「鳥獣人物戯画」もそのひとつ。あなたが山や川などに宿るとされる“八百万の神”の姿を頭の中で思い描いたとすれば、それもまた擬人化の一種かもしれない。
ただし、近年と昔の擬人化ではちょっと趣が違う。先に挙げた鳥獣人物戯画は動物の姿形をそのまま「ヒトのような」仕草を描かれているのに対して、近年のそれは見た目から「ヒトそのもの」だ。ユーザーや読者がより共感しやすい形に進化した、と言えるかもしれない。
自動車擬人化マンガ「ウチのクルマがこんなに可愛いわけがない!」を連載開始!
そんな擬人化、あなたも経験があるはずだ。胸に手を置いて思い出してみよう!
たとえば、愛車のエンジンがかからないときに「今日は機嫌が悪いなあ」や、点検に出すとき「病院に連れて行く」などと言ったことがあるかもしれない。可愛いさのあまり、名前をつけたという人もいるだろう。キチンと可愛がってあげれば愛車も快調、なんてことはひと昔前であればよく聞かれたハナシだ。
そんな一方通行ではない(と信じたい)クルマ愛を直球……ではなくシンカーやスプリットボールで表現する、クルマ擬人化マンガの連載を2018年4月25日から開始する! その名も「ウチのクルマがこんなに可愛いわけがない!?」。ちょっと長いので、略して「ウチクル!?」としよう。間違っても“いくいくー”とは言わないように。
作者は、月刊オートバイやWebオートバイで「バイク擬人化菌書(第1輪→http://www.autoby.jp/_ct/17094935)」を連載中の鈴木秀吉氏。作者地元とゆかりの深い日産のモデルをはじめとして、各メーカーのクルマへの想いを描いた漫画集だ。
登場人物は毎回異なり、とある自動車ディーラーに勤める主人公と、美少女化されたクルマたちによる愛の物語だ。2018年4月25日にスタートし、毎月2回、第2・第4の水曜日に更新していくのでご期待ください。連載第1回めの主人公はC120サニーバネット!
Webモーターマガジンのほかにも、月刊誌ホリデーオートでも5月号(4月10日発売)から同タイトルの4コマ漫画を連載開始。こちらもあわせてご覧あれ!