ベントレー・モーターズは2018年4月10日、英国クルーの本社工場に国内最大の代用高発電カーポートを建設すると発表した。1万枚のソーラーパネルを6カ月かけて設置、2.7MWの発電能力を持つという。
1750軒の家庭の消費量に相当
ベントレー・モーターズは2013年にクルー本社工場の屋根に2万815枚のソーラーパネルを設置している。そして、今回はそれに追加して従業員用駐車場に屋根を作り、そこに1万枚のソーラーパネルを設置する。
その駐車場は1378台分で面積は1万6426㎡。そして本社工場の屋根と合わせて3万815枚のソーラーパネルにより、1750軒の家庭の消費量に相当する電力を供給するそうだ。
ベントレー・モーターズのペーター・ボッシュ製造担当取締役は「工場をより持続可能なものにする方法の実例となります。これは責任ある資源の効率的な使用による生産につながり、環境への影響を継続的に低減します」と語っている。
現在、自動車メーカーにとって、環境への負荷を最小限に留めて効率的な生産を行うことは大きな課題となっている。とくにベントレーのような超高級ブランドにとってはイメージ戦略の面からも、こうした取り組みは非常に重要だと言えるだろう。