輸入車市場におけるSUVの存在感は増すばかりだが、これからとくに注目すべきなのは超高級ブランドの動向だ。2018年の夏から秋にかけて、次々と魅惑的なニューモデルが上陸する。
ベンテイガ V8には大注目
超高級ブランドのSUVと言えば、まず触れなくてはならないのはベントレー ベンテイガで、これにV8モデルが追加された。1月にすでに発表済みだが驚くのはその車両価格、従来からあるW12エンジンモデルより700万円以上も手頃な1994万6000円なのだ。
しかもこのベンテイガ V8は決して廉価版などではなく、スポーツ志向のW12とは異なる個性を持つモデルなのだ。そういう意味でW12にまったく引けを取らない。日本におけるデリバリー開始は秋になるようだが、超高級SUVの中でいまもっとも注目すべき1台と言ってもいいだろう。
アルファロメオからは待望のステルヴィオがやって来る。トップグレードのクワドリフォリオにはフェラーリ製の2.9L V6エンジンを搭載する。最高出力510ps/最大トルク610Nmというハイスペックだ。日本導入は夏頃になるだろう。
さらにランボルギーニからは“ウルス”が登場。いかにも同ブランドのSUVらしい迫力あるスタイリングで、超高級SUVの中でも異彩を放っている。背が高くない、まるでスポーツカーのようなSUVの先駆的な存在になりそうだ。こちらの日本導入は秋頃が予定されている。
また、ブランニューではないが、ポルシェ カイエン、メルセデスベンツ Gクラスのニューモデルが夏から秋にかけて日本へ上陸することになるだろう。超高級ブランドのSUV戦線からはこれから眼が離せそうにない(詳細は2018年4月26日発売の「輸入車年鑑2018」にて)。