この半年あまりの間に日本へ上陸した輸入車のニューモデルにスポットを当てた短期集中連載をお届けしよう。第1回目は2017年9月に日本で発表になった「アウディQ5」だ(この記事はMotor Magazine Mook「輸入車年鑑2018」に掲載したものの抜粋です)。
画像: アウディQ5 ファーストエディション 2.0TFSI クワトロ。スタイリングは従来モデルのイメージを踏襲した。

アウディQ5 ファーストエディション 2.0TFSI クワトロ。スタイリングは従来モデルのイメージを踏襲した。

見た目も走りもラグジュアリームードいっぱい

2016年秋に開催されたパリのモーターショーで初披露され、翌年10月からは国内発売もスタートしていよいよ日本の道を走り始めたのが、アウディSUVシリーズの中核を成すQ5の最新モデルだ。

前任となる初代モデルの場合と同様、ボディ骨格のベースはA4シリーズと共通。すなわち、この2代目に用いられているのは”MLB evo”と称されるフォルクスワーゲングループ最新のモジュラープラットフォームとなる。

そんなアイテムの採用もあり「ボディそのもので従来型より60kgほどの軽量化」とその成果が謳われる一方で、エクステリアのデザインはキープコンセプトのスタンスが明確だ。

それでも、プレスラインのシャープさや陰影の明瞭さなどで、比べてみれば明らかに新型がモダーンには見える一方、一見では「あまり変わり映えがしない」という点は、やはり賛否の意見が分かれそうでもある。

画像: 水平基調のすっきりしたデザインに、緻密で機能的な計器/スイッチ類が並ぶアウディらしいインテリア。

水平基調のすっきりしたデザインに、緻密で機能的な計器/スイッチ類が並ぶアウディらしいインテリア。

インテリアデザインは、そんなエクステリアよりも変わり幅が大きい。ワイドなディスプレイがダッシュボード中央部に立て掛けられたかのような造形やオプション設定ながら全面をバーチャル表示としたメーターなどは、従来型には見られなかったアイディアの実現だ。

アウディならではの使い勝手に優れたマルチメディアシステムのコントローラーなども含め、センターコンソール部分のデザインがスッキリと整理されたのも“いま風”な仕上がりだ。

画像: 試乗したファーストエディションと2.0TFSIクワトロは252ps 仕様の2L 直4ターボの2.0TFSIエンジンを搭載。このほか、3L V6ターボを搭載するSQ5も設定。

試乗したファーストエディションと2.0TFSIクワトロは252ps 仕様の2L 直4ターボの2.0TFSIエンジンを搭載。このほか、3L V6ターボを搭載するSQ5も設定。

そんな新しいQ5で見逃せないのは、いかにもプレミアムブランドの作品らしい走りの上質さに、さらに磨きがかけられたこと。

走り始めて好印象なのは、まずは静粛性に長けていることだ。中でも、限定モデルゆえの標準比+2インチという20インチタイヤを履いてもなお、ロードノイズが極めて小さいのは特筆すべきポイントだ。

画像: 大きな開口部が特徴のラゲッジルームは通常時でも550L、最大では1550Lになる。

大きな開口部が特徴のラゲッジルームは通常時でも550L、最大では1550Lになる。

2Lのターボ付きエンジン+7速DCTがもたらす加速の能力は、どんな場面でも十二分。一方で、ライバルの動向を目にすると、日本のアウディ車にいまだディーゼルエンジンが搭載されないのは残念な点。

ハンドリングは自然で素直である一方、シャープな印象はさほど受けないものの、全般にマイルドな乗り味とともにそんなテイストも「なかなか見た目と合っている」と、そう感じられる最新アウディ車でもある。(文:河村康彦)

主要諸元 <アウディQ5 ファーストエディション 2.0TFSIクワトロ>

全長×全幅×全高=4685×1900×1665mm ホイールベース=2825mm 車両重量=1820kg エンジン=直4DOHCターボ1984cc 最高出力=185kW(252ps)/5000-6000rpm 最大トルク=370Nm(37.7kgm)/1500-4500rpm トランスミッション=7速DCT 駆動方式=4WD JC08モード燃費=13.9km/L タイヤサイズ=255/45R20 車両価格= 7,040,000円

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