この半年あまりの間に日本へ上陸した輸入車のニューモデルをピックアップした試乗記の短期集中連載をお届け中。第8回目は2017年前半に日本で発表されたMINIクロスオーバー、従来モデルに比べてかなり大きくなった(この記事はMotor Magazine Mook「輸入車年鑑2018」に掲載したものの抜粋です)。
画像: MINI クロスオーバー クーパーDは1.5Lディーゼルターボを搭載する。

MINI クロスオーバー クーパーDは1.5Lディーゼルターボを搭載する。

居住性はかなり向上した

新型MINIクロスオーバーで驚いたのはその大きさ。全長が+195mm、全幅で+30mm、全高は+45mm。しかもボクシーなため、見た目のボリューム感は相当だ。しかしその恩恵で居住性は向上。130mmものスライド機構が備わった後席は足元空間ゆったり。フロントシート越しの前方視界が開けたし、フロントシートは肩から上の広々感が増している。

画像: ボディサイズの拡大により、ラゲッジスペースに大きなゆとりが生まれた。

ボディサイズの拡大により、ラゲッジスペースに大きなゆとりが生まれた。

走らせると乗り心地に感心した。18インチタイヤは少しバネ下の重さも感じたが、17インチのクーパーDはタイヤの当たりがマイルドで、どっしりと重厚だった。これに伴いハンドリングもゴーカートフィールとは異なる、サスペンションのストロークを生かし、ロールは許しつつもフラットな走行フィールが強調されている。

画像: メーターのデザインひとつでも、MINIらしさと先進性もアピールしている。

メーターのデザインひとつでも、MINIらしさと先進性もアピールしている。

今回試したのは人気のディーゼルで150ps仕様のクーパーDと、190psのクーパーSD。どちらも力強い走りで良かったが、今は102psの1.5L 3気筒ターボを搭載するONEや231psの2L直4ターボを搭載するJCW、さらには後輪をモーターで駆動するプラグインハイブリッドなど選択肢は豊富だ。(文:石川芳雄)

主要諸元<MINIクロスオーバークーパーD>

全長×全幅×全高=4315×1820×1595mm ホイールベース=2670mm 車両重量=1540kg エンジン= 直4DOHCディーゼルターボ 1995cc 最高出力=110kW(150ps)/4000rpm 最大トルク=330Nm(33.7kgm)/1750-2750rpm トランスミッション=8 速AT 駆動方式=FF JC08モード燃費=21.2km/L タイヤサイズ=225/55R17 車両価格=3,930,000円

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