全長は4.8m。室内長は2mを超える2050mm。何もかもビッグなアメリカンサイズだったトヨタ・アバロンが逆輸入され、24年前の今日、5月9日に登場した。北米や中国市場ではいまでも人気のある高級セダンだが、日本で話題になることは少なかった。
アバロンってどんなクルマ?
アバロンは1994年に北米で発売されたトヨタのFFセダン。アメリカトヨタのケンタッキー州工場(TMMK)で製造、日本では1995年5月9日に発表/発売された逆輸入モデルだ。もちろん右ハンドル仕様のみ。
開発はトヨタテクニカルセンターUSA(TTC)。生産はトヨタモーターマニュファクチュアリングUSA(TMM)。
4845×1785×1435mmというビッグサイズのボディと、FFの利点を最大限に活かした圧倒的広さの居住空間(室内長2050×幅1530×高1195mm)が魅力で、身長190cmの大柄な人が乗ってもゆとりのある空間が自慢だった。
エンジンは3リッターV6アルミの1MZ-FE型。200ps/29.0kgmのスペックで10・15モード燃費は9.5km/Lだった。
アバロンは2000年に北米でフルモデルチェンジされたが、日本で逆輸入されたときには「プロナード」と車名変更して販売された。アバロン/プロナードとも日本ではあまり人気がでなかったのは、全長5m近いその巨体が理由だろう。
逆にアメリカでは現在5代目まで進化。いまでも人気のモデルとなっている。
車両価格(当時。東京)
アバロン3.0 288万円
アバロン3.0G 318万円
1995年(平成7年)には何があった?
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