三菱の中型セダン、ギャランに「Σ(シグマ)」のサブネームが付いたのが今回紹介する3代目ギャラン。欧州車のような美しいボディデザインはたちまち日本で人気となり、大ヒットとなったモデルだ。
ギャランΣってどんなクルマ?
三菱ギャランは1969年に初代が発売された。その初代は「コルトギャラン」と言った。1973年に登場した2代目は「ギャラン」となり、今回紹介する3代目は「ギャランΣ(シグマ)」となったのだ。
ちなみにΣとは、ギリシャ語のアルファベット18番目の文字で、英語の「S」に相当する。数字ではこのΣを「すべてを加える(=Summation)」の意味の記号として使っているが、ギャランΣは、あらゆる面での良さを集大成した理想的なセダン、という意味合いを込めて名づけられている。
従来のギャランの車格=中級クラスを引き継ぎつつ、スタイルや快適居住性/静粛性/低公害性/経済性の面で優れた「ハイグレードセダン」としてまとめられている。
エンジンは1600/1850/2000ccの3種類。10モード燃費は1600ccで9.5km/L、2000ccで7.5km/Lだった。
ギャランΣスーパーサルーンは最高車種として開発。専用グリル、シェードバンド入りフロントガラス。起毛天井などの豪華な内装、4スピーカーステレオ、パワーウインドウなどが盛り込まれた「ラグジュアリーカー」だった。
車両価格(当時・東京)
1600カスタム 93万7000円
1600GLオートマチック 106万3000円
1850GL 109万円
2000GLXオートマチック 123万円
2000スーパーサルーンオートマチック 141万円
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