
今年1月に開催されたデトロイトショーに出品された「LF-1 Limitlessコンセプト」。スタイリッシュな大型クロスオーバーで、プラットフォームはLSやLCと共用される。
去る5月7日(現地時間)、米国特許商標庁にレクサスが新たな車名を登録して一部で話題となっています。それが「LQ」。レクサスの車名の付け方をみると、「L」は各カテゴリーのフラッグシップモデルを表します。セダンのLS、クーペのLC、SUVのLXなど。
問題は今回新たに用いられている「Q」。過去、レクサス車にはこのアルファベットを用いたクルマはないということ。となると、まったく新タイプのクルマとなる可能性が濃厚だ。北米で人気の高いSUV系である可能性が高いが、SUV系で一般的な「X」は、前述のとおりすでにLXに使われている。
となれば、残るはあのクルマ、今年1月のデトロイトショーに出品されたコンセプトカー「LF-1 Limitlessコンセプト」しかない。

2列シート車ながら、後席のゆとりは十分。パワートレーンは3リッターのV6ツインターボと、3.5リッターのV6ハイブリッドがラインアップされるはず。駆動方式は全車4WDになるだろう。
ショー開催時には、あくまでピュアコンセプトカーであるとの触れ込みだったが、すでに開発は佳境を迎えているという情報もある。その実態はLSやLCと同じGA-Lプラットフォームを使った4ドアクーペ風のスタイリッシュ・クロスオーバー。堅牢なラダーフレームを使ったLXに対して、モノコックボディを採用した都会的でスタイリッシュなLQという位置づけになる。
発売時期は不明だが、諸々の情報から判断すると2021年には北米で発表されることは間違いない。追って日本でも発売されるだろう。それにしてもフラッグシップをカテゴリー別に4台も揃えるとは、レクサスの底力恐るべしだ。

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