究極の三次元モータースポーツ、レッドブル・エアレース。2018年シーズン第4戦の決勝は6月24日にハンガリーのブダペストで開催。13万5千人の観客が見守る中、チェコのマルティン・ソンカ選手が今シーズン初優勝した。
予選2位で期待された室屋選手だったが…。
ドナウ川の川面にパイロンをセットしたコースで競われる、レッドブル・エアレース第4戦ブダペスト大会。
ソンカ選手は、今大会は絶好調! フリープラクティス1からファイナル4までの7回のフライトで一度もペナルティを受けることなく、すべて58秒台以下で飛行。しかも予選はトップタイムという、手がつけられない速さを見せた。
2位はマスタークラス最年少(30歳)の、ミカ・ブラジョー選手(フランス)。自身のキャリア初の表彰台を獲得し、シリーズランキングも4位に浮上した。
3位には、前戦の千葉大会で優勝したマット・ホール選手(オーストラリア)が入る。シリーズランキングも1位を守っている。
予選2位と好調だった室屋選手だったが、決勝の1回戦(ラウンド14)で千葉大会と同様にバーティカルターン(宙返り)で旋回Gが12Gを超えてしまったため失格となった。これでシリーズランキングも5位に後退した。
今シーズンは残り4試合で、トップのホール選手と室屋選手のポイント差は26点。優勝から10位まで15-12-9-7-6-5-4-3-2-1点とポイントが得られるシステムを考えると、室屋選手のシリーズ連覇はかなり厳しくなってきたようだ。
次戦は、8月25日(土)・26日(日)のカザン(ロシア)。
まずは、室屋選手の今シーズン初優勝に期待したい。