長期レポート車、メガーヌ・スポーツツアラーGT。日常の足、取材のお供として大活躍している1台だ。今回、2輪も操り愛車は86のマニュアル仕様という自動車ライター先川知香さんが、東京〜房総半島まで往復およそ300kmのドライブで気づいた、「女子目線」で見るメガーヌのレポートをお届けします。

スポーティな演出に、ササります


今回乗ってみたのは、メガーヌのエステート(いわゆるワゴンですね)モデル、メガーヌ スポーツツアラーGT。

「ルノーと言えばカングー! メガーヌも名前を聞いたことぐらいはあるけど、具体的な姿は思い浮かばない…」という、あまりルノー車に馴染みのない私。

そんな私が出会ったメガーヌ スポーツツアラーGTの、見た目の第一印象は、スポーティと言うより、ゆったりとした優しい感じ。動物に例えると、「キリっとした目つきがカッコ良くて、動きが機敏なコアラ。」というイメージでした。

しかし、そうは言っても。F1にも参戦しているルノーのモータースポーツ部門、ルノー・スポールが開発したモデル。スポーティじゃない訳がありません。

そう思いながら運転席に乗り込むと、そこにはスポーツツアラーモデルというカテゴリーからは想像できないほど、ゆったりとしたラグジュアリーな空間が広がります。

少し硬めで安定感のあるスポーティなシートに、気持ちいいアルカンタラの肌触り。
そして、足元も広々としていて、解放感溢れるコクピット。
「運転席の座り心地は、めちゃくちゃ快適」

そして乗り込むと同時に、「ドクンドクン」と心地良い重低音が車内に響き渡り、モニター映像とアンビエントライトを駆使した迫力ある演出がドライバーを迎えてくれる。
「カッコイイ!!」

画像: お出迎えをしてくれるアンビエントライトの色も自分で設定できちゃうのがスゴい!

お出迎えをしてくれるアンビエントライトの色も自分で設定できちゃうのがスゴい!

クルマもバイクも大好きで、両方愛車にマニュアル仕様を選んでいる理由が、「いつかガンダムみたいなロボットが開発された時に、運転できるように」という、重い中二病を患っている私には、かなりテンションの上がる演出で、運転への気持ちが一気に高まります。

画像: ハンドル操作に対してクイックな動きは、4輪操舵の「4コントロール」のおかげ。

ハンドル操作に対してクイックな動きは、4輪操舵の「4コントロール」のおかげ。

見た目はワイドなのに運転すると小さく感じます

果たしてガンダムはMTなのか?という疑問はさておき、アクセルを踏み込んでクルマを走らせてみると、かなりのレスポンスの良さで、思い通りに加速してくれる。

そして、ステアリングを切ると思った以上に曲がってくれるその感覚は、広いと感じたコクピット空間からは想像できないほど機敏な操作性で、どんな複雑な道路事情にも対応できる安心感を感じることができました。

見た目と乗り心地はワイドに感じるのに、運転すると小さく感じる不思議なクルマ。

メガーヌ スポーツツアラーGTは、優しい見た目と快適な乗り心地、そして走りと操作性、さらに5ドアハッチバックという実用性にも優れたオールマイティーな1台。

もっとスポーツじゃなきゃヤダ!とか、いやラグジュアリーなクルマしか認めない!なんていう、何かに特化したモデルを求めている方には、ちょっともの足りない部分もあるかもしれませんが、ぜひ一度乗ってみて頂きたい、これはオススメのモデルです。

■文:先川知香/写真:井上雅行

画像: メガーヌ エステートGTと先川知香レポーター。先川さんは、愛車の86で全国のサーキットに行き、2輪のレース取材を追いかけています。

メガーヌ エステートGTと先川知香レポーター。先川さんは、愛車の86で全国のサーキットに行き、2輪のレース取材を追いかけています。

画像: ワゴンモデル、メガーヌ スポーツツアラーGTは全長4635mmと、ハッチバックのメガーヌGT(4395mm)よりも240mm長い。

ワゴンモデル、メガーヌ スポーツツアラーGTは全長4635mmと、ハッチバックのメガーヌGT(4395mm)よりも240mm長い。

メガーヌ スポーツツアラーGT 主要諸元

●全長×全幅×全高=4635×1810×1450mm ●ホイールベース=2710mm ●車両重量=1480kg ●エンジン=直4DOHCターボ ●排気量=1618cc ●最高出力=205ps/6000rpm ●最大トルク=280Nm/2400rpm ●トランスミッション=7速EDC(DCT) ●駆動方式=FF ●車両価格=354万円

This article is a sponsored article by
''.