1955年創刊と日本で最も歴史のある自動車専門誌「Motor Magazine」は、毎月、美しい写真が誌面を飾っていることで有名だ。そのチーフフォトグラファーと若手画家の異色コンビが、7月23日から28日まで銀座で企画展「世代を超えて2人展」の概容をお伝えしよう。
画像: 「2003年、サンフランシスコ。フィッシャーマンズワーフのレストランはだれをも幸せに満たしてくれそうだった。人もクルマもハトも。今も変わらず営業しているだろうか。店のひさしには“SINCE 1908”とあるから今では創業110年になる」(永元)

「2003年、サンフランシスコ。フィッシャーマンズワーフのレストランはだれをも幸せに満たしてくれそうだった。人もクルマもハトも。今も変わらず営業しているだろうか。店のひさしには“SINCE 1908”とあるから今では創業110年になる」(永元)

ずいぶん長い時が流れた

Motor Magazine誌で長年、チーフフォトグラファーを務めている永元秀和氏と、写真に関わる仕事をしながら自らの作品も発表していた風見規文氏が、とある撮影現場で出合ったことをきっかけに企画されたのが「世代を超えて2人展」だ。

そのタイトルからわかるように歳の差は大きく24歳、しかしそれを超えて写真に対する共通の思いがあるようだ。テーマもアプローチも異なるが、その作品に相通じるものを感じ取ることは、この企画展を見る大きな楽しみだろう。

さて、今回は展示される永元秀和氏の作品を2点紹介しよう。「海外ロケにおいて、偶然、眼にした人とクルマの情景をスナップ」したもので、出展する20数点のうちの2枚だ。そして、風見規文氏の作品の1点、見ていただこう。

画像: 「2009年3月のジュネーブ旧市街。ヨーロッパでは路肩に乗り上げる駐車は一般的だ。反対側には駐停車禁止らしい標識もあるが、フィアット500はとっても街並みに似合っていた。そこでカメラを向けると素敵なご婦人が角をまがってきて街並み、クルマ、人の素敵な三重奏となった」(永元)

「2009年3月のジュネーブ旧市街。ヨーロッパでは路肩に乗り上げる駐車は一般的だ。反対側には駐停車禁止らしい標識もあるが、フィアット500はとっても街並みに似合っていた。そこでカメラを向けると素敵なご婦人が角をまがってきて街並み、クルマ、人の素敵な三重奏となった」(永元)

画像: 「物心ついた頃からひたすらに絵を描いてきました。社会に出る時、美術に得るものがある仕事をと考えた結果、撮影に携わる職に就きました。10年間多くの方の仕事をお手伝いさせて頂き、学び、気づけば写真でも作品を制作するようになっていました」(風見)

「物心ついた頃からひたすらに絵を描いてきました。社会に出る時、美術に得るものがある仕事をと考えた結果、撮影に携わる職に就きました。10年間多くの方の仕事をお手伝いさせて頂き、学び、気づけば写真でも作品を制作するようになっていました」(風見)

「世代を超えて2人展<永元秀和・風見規文>」開催概容
・日時:2018年7月23日(月)〜28日(土)
月〜木:12〜19時、金:12〜20時、土:11時半〜17時
・場所:銀座 K's Gallery 東京都中央区銀座1-13-4 ヤマト銀座一ビル6F 
tel:03-5159-0809 htto://ks-g.main.jp/

永元秀和プロフィール
1956年 東京生まれ
1979年 日本大学芸術学部 写真学科卒業
1979年 モーターマガジン社入社 写真部所属
1987年 日本レース写真家協会(JRPA)会員
2012年 富士フイルムフォトサロンで「クルマとどこまでも。〜Motor Magazineとともに〜」開催

風見規文プロフィール
1980年 東京生まれ
2002年 第22回上野の森美術館大賞 優秀賞
2005年 文星芸術大学美術学部日本画科卒業 最優秀賞
2011年 第15前橋アートコンペ 銀賞
2016年 ACTアート大賞プリント部門2016 入賞

画像: ずいぶん長い時が流れた

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