伝説的なアクション刑事ドラマ「西部警察」に登場するクルマたち、マシンXやスーパーZ、RS-1など、特殊装備やリアルな架装を施されたマシンたちを、短期集中連載で紹介していこう。第5回目「西部警察 マシンアルバム File.05」は、File.04で紹介したRS-1と同じく6代目“ニューマン”スカイラインのRSターボをベースにしたRS-2だ。
パート3の第16話『大門軍団フォーメーション』でRS-1 & RS-3とともに登場したRS-2
1979年10月から1984年10月まで、テレビ朝日系で放映されたポリス・アクション・ドラマの金字塔「西部警察」。初回放映から40年近く経った今でも熱烈なファンを持つドラマだ。その人気の理由のひとつが、劇中に登場した西部警察マシンたちだ。今なお伝説的な存在として語り継がれている。
ここでは、そんなモデルたちを短期集中連載で紹介していこう。第5回目「西部警察 マシンアルバム File.05」は、西部警察のパート3・第16話でRS-1、RS-3とともに登場した特別機動車両・RS-2だ。
戦闘能力も併せ持つ哨戒・情報収集のエキスパート
ベースはRS-1と同じR30型スカイラインのRSターボ。RS軍団の次男として、哨戒・敵の情報収集を主な任務としている。特徴的なループ状のアンテナを持ち、警察無線をはじめ各種緊急無線の通信傍受が可能、なんと海外通信もOKなのだ。
乗車定員も2名で、助手席の人間がダッシュボードにコンパクトに配置されたコンピューターと特殊無線機を駆使してRS-1、RS-3に処理データを伝達することが可能。また、ルーフにはパトライトを装備せず、反転式の赤色灯をボディ両サイドに装備するのも大きなポイント。大型サンルーフを装着し、ルーフ部から安定して銃撃できるという特長も併せ持つ。
また、劇中では使われなかったが、逆ヒンジで開閉するトランクルーム内には4連装特殊弾発射筒を装備し、無煙閃光弾に信号弾、曳光表示弾に発煙弾、催涙ガス弾など、5種類の特殊弾を発射することも可能。信号を変更できるシグナルコントロールも備え、情報収集以外にもかなり攻撃的な機能も併せ持っている。