かねてウワサのモンスターマシン、レクサスLC Fがいよいよドイツ郊外で公道テストを始めたようだ。
目撃した人物によれば、その姿はまさに異様というほどの威圧感だったという。ただでさえ広い全幅はさらに拡げられ、ボンネットフードも盛り上がって実にマッシブ。専用にデザインされたフロントバンパーの左右には巨大なエアインテークがあいており、その奥にはインタークーラーがのぞく。ブレーキキャリパーはさらに大きなものが取り付けられており、カーボン製と覚しきフローティングタイプのドリルドローターも巨大だ。
リアに回るとまず目を惹くのが、Fモデルに共通の上下2本出しのマフラー。これが左右から顔を覗かせる。それらを取り囲むようなディフューザーも取り付けられている。こちらは今後行われる高速テストなども踏まえて形状が決定されるためか、まだ暫定的なもののようだ。
肝心のエンジンは、新開発の4リッターV8ツインターボで間違いない。最高出力は600馬力以上、最大トルクも600Nmに迫る。組み合わされるトランスミッションは10速ATだろう。
恐らく今週末あたりからニュルブルクリンクでの高速テストも開始され、データの収集が行われる。果たしてどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。デビューまでにあと2年近くあるが、それだけの時間をかけた飛びきりのスーパースポーツクーペの登場に期待が高まる。