昨年までスーパーGT選手権に組み込まれていた「鈴鹿1000km」が今年は装いも新たに「鈴鹿10H」として生まれ変わり、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジシリーズの第3戦として開催。国内外のGT3マシンを中心とする35台が10時間の長丁場に挑んだ。

ポールポジションはフェラーリ

画像1: ポールポジションはフェラーリ

ポールポジションを獲得したのは28号車ハブオート・レーシングのフェラーリ(黄)。2番手に888号車グループMレーシングのAMG、3番手に27号車フェラーリ(赤)。午前10時にフォーメーションラップがスタート。

画像2: ポールポジションはフェラーリ

スタートから約1時間が経過、28号車フェラーリがフォーメーションラップスタート時の違反でペナルティを受ける。2番手につけていた888号車AMGが労せずトップに立ちその座をキープする。

明暗分かれた日本チーム

画像1: 明暗分かれた日本チーム

予選で後方に沈んだ00号車グッドスマイルAMGだが、レースでは持ち前の速さと巧さを発揮。徐々にポジションを上げ最終的には5位フィニッシュ、日本チームとしての最上位。

画像2: 明暗分かれた日本チーム

松田次生、千代勝正らが駆る018号車KCMG GT-Rは海外勢を凌ぐラップで猛追するが、レース中盤パワステのトラブルで脱落。11号車GAINER GT-Rが平中、星野、安田のGT300トリオでGT-R最上位の14位。

画像3: 明暗分かれた日本チーム

山本尚貴らGT500ドライバーを擁するHONDA Team MOTUL NSXは、ピレリタイヤの特性に苦しみながらも18位で完走を果たす。他のNSXは34号車Modulo Drago CORSEが21位、777号車Carguy Racingが23位と全車完走を果たした。

メレセデスAMGの完勝劇

画像1: メレセデスAMGの完勝劇

序盤にトップに立った888号車グループMレーシングAMGが、ノートラブルで実質的にその座を明け渡すことなく10時間を走りきった。2位にも43号車ストラッカ・レーシングAMGが入り、AMGは1-2フィニッシュを達成。

画像2: メレセデスAMGの完勝劇

優勝したラファエル・マルチェッロ/マーロ・エンゲル/トリスタン・ボーティエ組には優勝賞金として3000万円が贈られた。その他にもエントラントに対し様々な賞金が設定され、それらの総額はなんと1億円。

新たな取り組みも

画像: 新たな取り組みも

鈴鹿サーキットと鈴鹿市がモーターフェスティバルとして盛り上げを図ったこの週末。残念ながら台風20号の接近により予定されていたレーシングカーの公道パレードなどは中止となってしまったが、「泡トラ」などのこれまでにない試みはサーキットの客層を広げることに役立っていると感じられた。

(PHOTO:井上雅行)

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