究極の三次元モータースポーツ、レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ第7戦は10月7日にアメリカのインディアナポリスで開催され、M.グーリアン選手(アメリカ)が優勝。室屋義秀選手はペナルティでラウンド・オブ14で敗退した。 (Photo:ⒸRed Bull Media House)

シーズンチャンピオン争いは三つ巴の戦いに!

第7戦のコースは、インディ500マイルレースでお馴染みの、インディアナポリス・レースウエイに設定された。アメリカン・モータースポーツの聖地には、週末をとおして約4万人の観客が来場した。

画像: オーバル・レーシングコースのインフィールドにパイロンを設置してエアレースのコースが設定された。

オーバル・レーシングコースのインフィールドにパイロンを設置してエアレースのコースが設定された。

昨年は、この大会で優勝しシリーズチャンピオンを獲得した室屋選手。前戦の2位から、今戦こそは今シーズン初の優勝をと期待されていた。
3回のフリープラクティスから予選までを4位、2位、4位、5位と安定したフライトを披露していたが、決勝1回戦のラウンド・オブ 14で、13ゲートを水平から10度以上翼が傾いた状態で通過したために2秒のペナルティが課され、敗退。シーズンランキングも5位に後退し、今シーズンの4位以下が確定してしまった。
レース後、室屋選手は「フライト自体のクオリティとしては悪くなかったので、次のレースに向けてチームと目いっぱい準備を進めます。それが2019年の準備にもなるので、それをしっかりと行って1勝を取りたいと思います」と語った。

画像: 前戦の2位に続き、今戦こそ優勝が期待された室屋選手だったが…。

前戦の2位に続き、今戦こそ優勝が期待された室屋選手だったが…。

優勝したグーリアン選手は、アメリカ人としては2008年以来、10年ぶりにホームレースでの勝利をおさめ、再びシーズンランキングの首位に返り咲いた。2位はP.マクロード選手(カナダ)、3位はN.イワノフ選手(フランス)だった。
前戦までシーズンランキング1位だったM.ソンカ選手(チェコ)は室谷選手同様ラウンド・オブ 14で敗退して10位、同じく2位だったM.ホール選手(オーストラリア)はラウンド・オブ 8で敗退して6位に終わる。

画像: 母国のレースで優勝してシーズンランキングの首位に返り咲いたグーリアン選手。

母国のレースで優勝してシーズンランキングの首位に返り咲いたグーリアン選手。

この結果、シーズンランキングはグーリアン選手が70ポイントで1位、ソンカ選手が65ポイントで2位、ホール選手が63ポイントで3位となった。
最終戦は、11月17〜18日のフォートワース大会(アメリカ)。ここで2018シーズンのワールドチャンピオンが決定するわけだが、室屋選手が今シーズン初優勝で有終の美を飾れるように期待したい。

画像: 写真左からマクロード選手、グーリアン選手、イワノフ選手。

写真左からマクロード選手、グーリアン選手、イワノフ選手。

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