現在5連覇中のWRC王者セバスチャン・オジエが、来季2019年はシトロエンチームで戦うことが明らかになった。
シトロエンファンに朗報
世界ラリー選手権(WRC)で2013~17年に個人5連覇を達成、今季もタイトル争いを展開中のセバスチャン・オジェが、来季2019年、シトロエンに移籍することになった。
セバスチャン・オジエ(フランス)は、フォルクスワーゲンのワークスチームで2013~2016年にWRCドライバーズ選手権を4連覇。フォルクスワーゲンがワークス活動を休止した2017年からフォード車を使って戦うMスポーツに移籍し、個人タイトル5連覇を達成、現役最強であることを実証してみせた。
そのオジエが来季2019年はシトロエンのワークスに移籍することになった。コ・ドライバーのジュリアン・イングラシアもともに移籍するが、彼らにとってシトロエンは忘れられない古巣でもある。ジュニアWRC時代からシトロエンで育ち、WRCデビューもシトロエンだった。シトロエンのワークス撤退にともない、フォルクスワーゲンに移籍し王者に君臨することになったが、シトロエンへの思いは強いだろう。オジエは、フォルクスワーゲン、フォード(Mスポーツ)に続いて、3つめのチームで世界タイトルを狙うことになる。
ちなみに、オジエは10月4日〜7日に開催されたラリーGBで優勝。現在、ドライバーズタイトル6連覇に向けて、7ポイント差でヒュンダイのティエリー・ヌービルを追っている。