ベントレーがイギリスのロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)でデザインを専攻する学生たちとの共同研究として、“未来の英国のラグジュアリー”を予測した。これがいくつかの画像で表現されていて興味深いので紹介しよう。

示唆に富んだ4つの作品

ベントレーのデザインディレクターでRCAの自動車デザインプログラムの卒業生でもあるステファン・ジーラフ氏は、このプロジェクトを立ち上げた理由を「ベントレーは常に高級車の最前線に立ち続けており、この共同研究によって将来のビジョンを問うてみたい考えました」と語る。

学生たちは「今後ますます世界が仮想化、デジタル化する中で本物の贅沢なグランドツーリングという経験を生み出すために、物理的に重要なエレメント、テクノロジー、クラフツマンシップをいかにして共有できるか」のイメージ確立に挑戦した。

そして、24名の学生から提出された作品の中で、ベントレーのデザインチームがとくに刺激を受けたものが4つあったそうだ。ひとつはタイトル写真にあるケイト・ナムゴン氏の作品で、ここには「未来の世界が完全に自動化され、電動化されたとしても、時にはエンジン付きの自動車を自分自身で運転することを選べるのが真の贅沢」という意味が込められている。

以下、その他3つの作品を紹介しておこう。これらの共同研究はあくまでも学問的な試みで、ベントレー社の方向性を示すものではないが、実にいろいろな示唆に富んでおり興味深い。

画像: 望まない音やストレスとなる騒音を選択的にフィルターにかけ、同時に快適な生体音響を残すというテーマのアイリーン・チウ氏の作品。

望まない音やストレスとなる騒音を選択的にフィルターにかけ、同時に快適な生体音響を残すというテーマのアイリーン・チウ氏の作品。

画像: 成層圏へ至る壮大な旅が現実的なものになるとしたジャック・ワトソン氏の作品。

成層圏へ至る壮大な旅が現実的なものになるとしたジャック・ワトソン氏の作品。

画像: スマートシティのために作られた運転手のいないクルマでは優雅さや英国的な礼儀正しさが重要となるというエヌジ・チョイ氏の作品。

スマートシティのために作られた運転手のいないクルマでは優雅さや英国的な礼儀正しさが重要となるというエヌジ・チョイ氏の作品。

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